「栂・美木多駅」の南側に広がる「原山公園」。「栂・美木多駅前活性化土地利用構想」の一環である「原山公園再整備基本計画」として、民間企業の資金やノウハウを活用する「PFI手法」で再整備が行なわれ、2020年7月の利用開始を目指している。

「原山公園」は7.8ヘクタールの面積を誇り、自然の形状を活かした森林地域と2カ所の広場、公園全体を周回する自転車の通行も可能な沿道から形成されている。植林地帯は「野鳥の森」と呼ばれ、都会では見ることが少なくなった種も含め、約30種の野鳥が生息する場所になっている。

公園内の緑道は駅から南側の住宅地や、小中学校の通学路としての生活導線ともなっている。2020年7月までに、泉ヶ丘にある「泉ヶ丘プール」を南大阪エリアで最大級のウォータスライダーを設置した屋外プールとして移転リニューアルするほか、フットサル・テニス兼用の屋外コート、屋内プール、トレーニングスタジオを併設する屋内スポーツ施設の整備が予定されている。

また、花や樹木が楽しめる「憩いの森」と、それらを眺められるカフェの設置、また「原山公園」から駅を挟んで北側の「西原公園」までを、夜間も安心・安全に通行できるような、バリアフリーの配慮も行き届いた改修を行い、起伏の少ない一本の連続的な回廊となる予定だ。リニューアル後の「原山公園」の姿が待ち遠しい。

原山公園
所在地：大阪府堺市南区原山台2-5