東経135度の日本標準時子午線上にある「時のまち」こと兵庫県明石市。日本古典文学の傑作とされる『源氏物語』には明石市が舞台になった場面があり、光源氏の人生に大きな影響を与える「明石の君」が住んでいた設定になっている施設も存在する。時と歴史に彩られた都市は、江戸時代に築城された明石城の城下町として発展した城下町としての側面も持つ。現在は「明石公園」になって市民の憩いの場になっている城は今も街の中心部。瀬戸内海に面し、世界2位の長さを誇るつり橋「明石海峡大橋」で淡路島とつながる明石市は、海岸に沿って重工業が栄え、神戸や大阪などの大都市にも快速列車で15分ほどと近いことから、ベッドタウンとしても発展していった。現在も瀬戸内海沿岸の総合工業都市として大企業の工場が操業を続けるほか、大橋や「大蔵海岸公園」、400年以上続く「魚の棚商店街」など、海のレジャースポットと観光地に恵まれた「海峡のまち」としても知られるようになっている。風光明媚な都市、明石市は、海がもたらす恵みを活かす瀬戸内海の中核都市として、今日も日本の標準時刻を刻み続ける。

主なイベント・お祭り
・住吉神社節分祭（2月）
・あかし伝統夢まつり（5月）
・明石城まつり（10月）

姉妹・友好都市
・カリフォルニア州バレホ市（アメリカ合衆国）
・江蘇省無錫市（中華人民共和国）

兵庫県明石市の自治体情報
所在地：兵庫県明石市中崎1-5-1（明石市役所） 
電話番号：078-912-1111
http://www.city.akashi.lg.jp/