古くから中心地として栄えた、小倉北区小文字通りエリア
北九州市小倉北区は、「小倉城」の城下町として発展し、現在も「北九州市役所」を擁するほか、ショッピング施設やオフィスが集まるなど北九州市の中心地として栄えている。小倉中心部は穏やかな風景が広がる紫川を境に、西側には公共施設や文化施設が多く、東側はショッピング施設が集まる。小倉中心部を東西に貫く小文字通り沿いの小文字通りエリアはこれらの施設を使いやすく、暮らしの利便性に恵まれた街だ。
交通の要衝、城下町として発展
小倉は関門海峡に面し、長崎街道、中津街道、秋月街道、唐津街道、門司往還という九州五街道の起点となっていることから、陸海の交通の要衝であった。江戸時代には現在の小文字通りエリア周辺を中心に「小倉城」の城下町として栄え、商業も盛んに行われたという。
明治時代になると工業地帯ともなり、九州の拠点として発展。1963(昭和38)年には小倉市など5市の合併により、三大都市圏以外では初となる政令指定都市の北九州市が誕生した。1975(昭和50)年には山陽新幹線が開通し、交通アクセスの利便性がさらに高まっている。
公共施設や文化施設が集まる
「小倉城」跡の南側には「北九州市役所」や「北九州市立中央図書館」など公共施設が建てられ、小文字通りエリア周辺は、現在も北九州市を代表する拠点として重要な役割を果たしている。
小文字通りエリア周辺には、「リバーウォーク北九州」内にある「北九州芸術劇場」や「北九州市立美術館 分館」をはじめ、「ゼンリンミュージアム」、「北九州市立 水環境館」、「北九州市漫画ミュージアム」など文化施設も多い。
北九州市は明治の文豪・森鴎外や女性俳人の草分け・杉田久女など多くの文豪ゆかりの地でもある。「北九州市立文学館」や「北九州文学サロン」では、こうしたゆかりの文学者の足跡を辿ることができる。松本清張も現在の北九州市小倉北区で誕生した作家で、「小倉城」跡には「松本清張記念館」が建てられている。
九州の玄関口「小倉」駅至近
山陽新幹線、JR鹿児島線、JR日豊線、北九州モノレールが乗り入れる「小倉」駅に近い小文字通りエリアは交通アクセスの利便性も高い。山陽新幹線を使えば「博多」駅まで約16分でアクセスできるほか、JR鹿児島線、JR日豊線には「博多」駅と「大分」駅を結ぶ特急ソニック号が走る。「小倉」駅前からは周辺エリアへの路線バスのほか、福岡天神などに向かう高速バス、「北九州空港」への連絡バスが発着し、旅行や出張の際の移動も便利だ。
小文字通りエリア周辺には国道3号など幹線道路が多く、自動車も使いやすい。北九州都市高速1号線や北九州都市高速4号線の出入口も近く、高速道路にも短時間でアクセスできる。
多くの大規模ショッピング施設が徒歩圏内
小文字エリア周辺は北九州市最大のショッピングスポットだ。「井筒屋小倉店」は九州地場資本の百貨店で1936(昭和11)年に開店。2019年(令和元)年には全面リニューアルが行われ、注目を集めた。
「小倉」駅前には、駅直結の「アミュプラザ小倉」、駅前の「小倉駅前アイム」があり、それぞれ多彩な専門店が集まる。小文字通りエリアの西には専門店街とシネマコンプレックスがある「リバーウォーク北九州」、東には観覧車が人気でシネマコンプレックスも併設する「チャチャタウン小倉」もあり、買い物の楽しみは尽きない。
小文字通りエリア周辺は「魚町銀天街」や「小倉中央商店街」など情緒漂う商店街も広がる。とくに「旦過市場」は、鮮魚を中心に野菜、精肉などの店が並び「北九州市の台所」ともいわれている。
緑豊かな大規模公園も近い
小文字通り周辺は緑に親しめるスポットも多い。「小倉城」周辺に広がる歴史公園「勝山公園」には江戸時代の大名庭園を再現した「小倉城庭園」などのほか、大芝生広場や紫川親水広場、大型遊具なども揃い、子どもの遊び場としても人気が高い。「小倉」駅北口にある「あさの汐風公園」には芝生広場や噴水などが整備され、市民の憩いの場として親しまれている。
「三萩野公園」は野球場やテニスコート、体育館などのスポーツ施設が揃い、気軽に体を動かしてリフレッシュすることが可能だ。2017(平成29)年にオープンした「ミクニワールドスタジアム北九州」はJリーグのプロサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」のホームスタジアムとして使われ、身近で一流の試合を観戦することができる。
古くから栄え、現在も北九州市の拠点としてにぎわう小文字通りエリア。ここでは暮らしの利便性だけでなく、歴史が醸し出す潤いにも恵まれている。