進化する街・香椎照葉の住環境
「福岡アイランドシティ」と香椎照葉の歴史と開発
福岡市の香椎(かしい)地区と「海の中道」の間にある「福岡アイランドシティ」は、1994(平成6)年に着工した比較的新しい人工島。本土とは南の「香椎アイランドブリッジ」および「御島かたらい橋」、北の「海の中道大橋」で結ばれており、島の中央部、南北に臨港道路アイランドシティ1号線が貫く。この道路の東側が、住宅地、商業施設、公園、病院などからなる「まちづくりエリア」、西側が港湾施設や物流施設が集まる「みなとづくりエリア」となる。
「福岡アイランドシティ」は、2005(平成17)年にまちびらきとなり、「まちづくりエリア」の新町名として「香椎照葉(かしいてりは)」と命名された。まちびらき当初の人口は354人であったが、住宅地の整備やマンションの建設ととも増加し、2010(平成22)年3月には約10倍の3,543人、2019(令和元)年11月には10,000人を超え、2021(令和3)年11月現在では12,000人以上が暮らす街として成長を続けている。
香椎照葉エリアには、まちびらき以来、さまざまな施設が開設・開業されており、より暮らしやすく、また暮らして楽しい街へと進化を続けている。主な施設の開設・開業年は以下の通り。
- 2007(平成19)年「福岡市立照葉小学校」開校。「アイランドシティ中央公園」開園。
- 2008(平成20)年「福岡市立照葉中学校」開校。
- 2009(平成21)年「照葉公民館」開館、「杉岡記念病院」開院(2016(平成28)年「福岡みらい病院」と統合)
- 2013(平成25)年「あいたか橋」開通、「TERIHA SPA RESORT」開業
- 2014(平成26)年「福岡市立こども病院」開院
- 2015(平成27)年「福岡みらい病院」開院、「I.C.メディカルビル」開業
- 2016(平成28)年「ベジフルスタジアム(福岡市中央卸売市場青果市場)」開業、「アトレアモール照葉」開業
- 2018(平成30)年「スーパーセンター アイランドシティ店」開店、「福岡市総合体育館 照葉積水ハウスアリーナ」開館
- 2019(平成31)年「福岡市立照葉北小学校」開校
- 2020(令和2)年「island eye」開業
注目の「センターマークス街区」
「福岡アイランドシティ」の中でも、その中央付近に位置する「センターマークス街区」は開発が進んでおり注目されている。ここでは、「西鉄グループ」による商業・交通・住宅の一体開発が行われており、街区内には『センターマークスタワー』『ラクレイス香椎照葉』『サンカルナ香椎照葉』『センターマークスレジデンス』などが建設されている。
- 街区の北西に位置する『センターマークスタワー』2019年(平成31)年1月に竣工した46階建ての分譲タワーマンション。
- 街区の北東に位置する『ラクレイス香椎照葉』は2019(令和元)年9月に入居開始となった12階建ての賃貸マンション。
- 街区の南東に位置する『サンカルナ香椎照葉』は2019(令和元)年11月に入居開始となった12階建てのシニアマンション(住宅型有料老人ホーム)。
- 街区の南西に位置する『センターマークスレジデンス』は2020(令和2)年6月に竣工した14階建ての分譲マンション。
『ラクレイス香椎照葉』と『サンカルナ香椎照葉』の1階のテナントゾーンには、「にしてつストア レガネットマルシェ香椎照葉」、「ドラッグイレブン アイランドシティ店」、「セントラルスポーツ ジムスタ24 福岡アイランドシティ」のほか、クリーニング店、美容院、カフェ、焼肉店と、暮らしをサポートする施設が充実している。
香椎照葉の交通利便性
「香椎照葉五丁目」停留所からはJR鹿児島本線「千早」駅行きのバスが出ているほか、「天神」「博多」駅方面には、都市高速を通るバスもあり、通勤・通学に便利。「センターマークス街区」の一角、『サンカルナ香椎照葉』の脇には、西鉄バス「アイランドシティ自動車営業所」が2019(平成31)年に開業したほか、「福岡アイランドシティ」の新たな交通拠点となる「バスベイ」(路線バス専用ロータリー)が2020(令和2)年に供用開始しており、バス利用がさらに快適になった。また、西鉄はアイランドシティ地区において、2019(平成31)年4月よりAIを活用したオンデマンドバス「のるーと」の運行の有料実験も開始している。
2021(令和3)年3月には「アイランドシティ出入口」と「福岡高速1号香椎線」の「香椎浜JCT」を結ぶ「福岡高速6号アイランドシティ線」が完成予定で、「福岡アイランドシティ」の自動車利用時の利便性も向上する。
ショッピング・グルメ
まちびらきした頃の「福岡アイランドシティ」内は、ショッピング施設や飲食店が少なく不便であったが、近年は大小の商業施設が続々開業し買い物の利便性が向上、多くの飲食店も入る施設もあり、外食先の選択の幅も拡がった。「ベジフルスタジアム(福岡市中央卸売市場青果市場)」内の飲食店や一部店舗は一般の利用もできるので、市場直送の品々を味わうこともできる。
教育・子育て環境
人口の増加とともに教育・保育施設の整備も進んでおり、2019(平成31)年には「福岡市立照葉北小学校」が開校、2024(令和6)年度にも新たな小学校の開設が予定されている。また、子どもの増加とともに、塾や習い事の施設も香椎照葉エリア内に増えており、教育環境もさらに充実しつつある。
環境・公園・スポーツ
香椎照葉エリアは、公園が充実しているのも魅力。エリアの中心にある「アイランドシティ中央公園」には「国際交流庭園」「こどもの広場」など区域ごとに特徴があり、体験学習施設「ぐりんぐりん」も設けられている。このほか、目が届きやすい規模の公園も多い。海岸沿いには「アイランドシティ外周緑地」があり、歩行者・自転車橋の「あいたか橋」「香椎海岸遊歩道」「香椎浜北公園」と合わせて一周約3Kmの「御島グリーンベイウォーク」ではウォーキングやジョギングを楽しむ人も多い。2018(平成30)年には「福岡市総合体育館 照葉積水ハウスアリーナ」が開館、隣接してグリーンベルトも整備された。
医療施設も充実し安心!
香椎照葉エリアは、医療が充実しているのも特徴の一つ。
小児を中心とする専門病院の「福岡市立こども病院」、急性期から回復期、慢性期まで担う「福岡みらい病院」のほか、多くのクリニックもあり、かかりつけから高度な医療まで身近にあり、安心感がある。
周辺にはレジャースポットも充実
「TERIHA SPA RESORT」は香椎照葉地区にある大規模な温浴施設で、岩盤浴やグルメなども充実している。
「island eye」内に建設された「歌劇ザ・レビューシアター」は、「歌劇ザ・レビュー ハウステンボス」の専用劇場で、2020(令和2)年6月にこけら落とし公演が行われた。
「あいたか橋」を渡れば1938(昭和13)年開業の歴史ある遊園地「香椎花園」(「かしいかえん シルバニアガーデン」)も徒歩・自転車圏内。「福岡アイランドシティ」の北、海の中道には、「雁の巣レクリエーションセンター」「海の中道海浜公園」「マリンワールド海の中道」などレジャー・スポーツ施設も充実している。
「香椎浜」沖では、毎年夏に「Fukuoka東区花火大会(香椎花火大会)」が行われており、「福岡アイランドシティ」内からも楽しむことができる。