固定金利型住宅ローンの利用者が増加、国土交通省の調査より

昨今、住宅ローン金利は史上最低水準を推移しています。この有利な条件を活用するためか、住宅ローン利用者の中では固定金利型を利用する人が増える傾向にあることが、国土交通省の調査からも明らかになりました。

住宅ローンの金利タイプを選択する基準とは?

住宅ローンを利用する際、金利タイプの選択は悩ましい問題です。30年、35年という長期間の返済となることも多いので、その選択によっては将来の金利負担が大きく変わってくる可能性があるからです。金利のタイプは大きく「変動金利型」、「固定期間選択型」、「全期間固定金利型」に分けることができますが、一般的に金利が低い水準であれば、その有利な条件を継続するために「固定金利型」を選択する人が増えるはずです。逆に金利が高い水準だと思えば将来の金利低下を期待して「変動金利型」を選択するケースが増えるとされています。では、住宅ローン利用者は昨今どんな選択をしているのでしょうか? 興味深い調査結果が明らかになりました。

変動金利型を選択する人が約6割だが、固定金利型が増加傾向

国土交通省から発表された「平成25年度住宅市場動向調査」によれば、民間金融機関からの借り入れがある世帯の金利タイプを調べたところ、「変動金利型」がもっとも多く59.5%、約6割を占めています。「変動金利型」は平成17年度には20.8%でしたが、その後シェアが増え始めて過去2年間は61%台と高い水準を保っていました。ただし、今回の最新調査では若干減少しているいのが特徴です。また「固定金利期間選択型(3年以下)」も減少傾向がみられます。

逆に前年度と比較して増えているのが「固定金利期間選択型(10年超)」や「全期間固定金利型(10年超)」です。この数年間は金利低下傾向が続いていたので、低金利のメリットを享受するとともに、変動型を選択すると将来は金利上昇の可能性があると判断した結果、固定型を選択する人が増えたのでしょう。

固定金利型を選択する割合はさらに増える可能性がある

この調査は平成24年4月〜平成25年3月に住み替えを行った世帯を対象としています。その後はさらに金利低下傾向が強まっており、平成26年8月には史上最低の金利水準を更新していますので、平成26年度ではさらに固定金利型を選択した人が増えるかもしれません。こうした調査結果も参考にして、賢い資金計画を練ってください。

●国土交通省 「平成25年度住宅市場動向調査」
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000076.html