長崎亭

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入口から見て左手奥にはオープンな厨房があり、ご主人の宏さんが中華鍋を握っている。一人ひとりの期待を「裏切りたくない」と考える宏さんは、お客様の想いに応えるため、人任せにせずみずから中華鍋を握っているそうだ。お客様ごとに塩加減や味を調節しているという。宏さんの周りには、麺をゆで上げる湯気や、野菜を炒める際の蒸気が立ち上り、厨房は炎と湯気の競演となっている。

長崎亭
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まずは「長崎皿うどん」をいただくことにした。この「長崎皿うどん」は量によって3段階に分かれ、「松」(具だくさん・1,417円)、「竹」(普通・1,207円)、「梅」(お子様用・997円)という料金が設定されている。

「長崎皿うどん」も「長崎ちゃんぽん」も、具材は肉と野菜以外はすべて長崎から仕入れているそうで、ピンクやグリーンの色が付いたはんぺんも長崎らしい。どちらのメニューも野菜は盛りだくさん、イカやアサリなどの魚介もふんだんに使われている。野菜をたくさん食べられるので、野菜不足の人や女性にも嬉しいヘルシーメニューといえるだろう。

長崎亭
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どどーんと「長崎皿うどん」がテーブルに置かれた。大皿だ。思わず「これ竹ですよね」と確認してしまったほどである。女性であれば2つ取り皿をいただいて食べるとちょうど良い感じの量である。そして、そのボリューム感に加えて、麺や野菜から立ち上る湯気の美しさにも見とれてしまった。それがステンドグラスの光と入り混じって不思議な空気を創り出す。音だけでなく湯気も料理の一部だと実感した。湯気から料理人の想いが伝わってきて、温かい気持ちになるのである。

長崎亭
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たっぷりの具材と麺を絡める。揚げてある細麺が顔を出したので、それだけちょっとつまんで食べてみたところ、パリパリして意外とあっさりしている。さらに具材とからめた部分を食べてみると、油臭さはなく、火が通った野菜の香りが広がってくる。具材全体に魚介類の旨みも溶け出している。化学調味料や関東風にするための醤油などを使っていないため、素材の味を十分に味わうことができた。

長崎亭
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“昔の長崎の味”をイメージして調理しているということで、現地風にウスターソースをかけると美味しいことを女将さんがレクチャーしてくださった。教わったとおり、小皿に取り分けてウスターソースを少し垂らしてみた。

確かにウスターソースをかけると、元の味とはまた違った味わい。「魔法のソース」に違いない。この「長崎皿うどん」は19種類の具材を入れるそうだが、その内どの具材が欠けてもお客様には供さないということなので、今日、無事に食べられたことを感謝しながら、箸を進める。野菜が多くヘルシーなためか、ボリューム満点だったにもかかわらず、まだいけそうな余裕すら残っていた。

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志木市のitot




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