長崎亭

長崎亭
長崎亭

「長崎皿うどん」は細くて軽い麺が特徴、「九州らーめん」はチャーシュー入りあっさりスープに麺は細めのストレート、そしてこれからいただく「長崎ちゃんぽん」は野菜の甘味と豚肉海鮮の旨味が沁み込んだ太麺である。当然、長崎亭の人気NO.1。いまや長崎でも食べられない「懐かしい味のちゃんぽん」は、関東広しといえど、ここだけというウワサもあるほどなのだ。さらに、小鯛を6種類のスパイスに数か月漬けた「南蛮漬け」(840円)、「長崎ちくわ」(630円)、イワシだけでつくられた「野母埼の名物かまぼこ」(630円)といった長崎の郷土料理も楽しめるのも、長崎県出身者にとってはたまらないだろう。

そして、いよいよ「長崎ちゃんぽん」に挑戦しようという段になって、女将さんからの水入りが。「長崎ちゃんぽん」も「長崎皿うどん」同様、量ごとに「松」(具だくさん・1,207円)、「竹」(普通・997円)、「梅」(お子様用・787円)となっているので、子供用の「梅」を注文したほうが良いというアドバイスだ。それでは十分に長崎亭の「長崎ちゃんぽん」を楽しめないのではないかとやや不安に思ったが、テーブルに置かれた「長崎ちゃんぽん」を見て、やはり女将さんの判断が正しかったことを実感した。なんと子供用の器もかなり大きいのである。湯気も「長崎皿うどん」に負けないくらいゆらゆらと流れている。

長崎亭
長崎亭

長崎ちゃんぽんも魚介をはじめ、野菜やキクラゲ、豚肉、ピンクとグリーンのはんぺんなど、トッピングは色鮮やか。17種類の具材が入っていて、豚骨と鶏ガラのスープはコラーゲンたっぷり。麺は灌水を使わず唐灰汁入りの長崎独特の麺なので、東京ラーメン用の麺と比べると黄色みがかっていて、甘みがあるのが特徴だ。

長崎亭
長崎亭

そしてまたここで「長崎ちゃんぽんはコショウをかけて味を調節する」という女将さんのアドバイスをいただいた。コショウを少し多めに振りかけたが、スープの味がまろやかで思った以上にあっさりしていたのでちょうど良い感じ。長崎出身でなくても、なぜだか懐かしさを感じる味だ。

それというのも、長崎亭ではただ単純に昔の味を再現しているのではなく、“昔を思い出させる味を創り上げている”からだそうだ。たとえ昔の味を知っている人でも、その後いろいろな物を食べることで当時の記憶は微妙に変化しているので、昔のままの味付けをしたのではダメだという。そういった記憶の変化も計算したうえで、“子供の頃に食べていたちゃんぽんの味”がイメージできるような味付けをしているという宏さんの職人技と探究心にはただただ感心した。

長崎亭
長崎亭

そんな長崎亭がメディアにデビューしたのは、ほんの数年前だという。それまではすべての取材を断っていたのだが、埼玉県知事が新聞で紹介したことから取材が殺到。全国版の新聞にも紹介されたこともあって、埼玉県近郊ばかりか、本場・長崎や東北地方からもお客様が訪れるようになったという。それでもこれまでどおり、宏さんは心を込めて一品一品中華鍋を握るのである。

長崎亭
長崎亭

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください

長崎亭
所在地:埼玉県志木市柏町4-5-20 
電話番号:048-473-7998
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:00
定休日:木曜日(祝日は営業)

1 2 3
志木市のitot




PAGE
TOP