むぎとろ

むぎとろ
むぎとろ

歴史を感じさせる和のたたずまいと光り輝くクラシックカーが目を惹く川越街道沿いの名店「むぎとろ」。1966(昭和41)年の開業より、宿場町として栄えた大井宿の街なみを現代に伝えるお店として、多くのファンに親しまれている。

むぎとろ 店内
むぎとろ 店内

東武鉄道東上本線「ふじみ野」駅西口より徒歩約12分。川越へと向かう街道沿いに、「街道名物むぎとろ」と掲げられた風情のあるたたずまいのお店を発見した。お店の外には手入れの行き届いたクラシックカーもあり、愛好家の間でも評判のお店として知られているようだ。しっとりと薄暗い店内には、当時の生活をしのばせる囲炉裏や、薬材をひくのに使用した薬研、藁を編む際に使用した重石など、農家に伝わる古道具が並べられている。

むぎとろ 店内
むぎとろ 店内

「テーブルを並べればもっとお客さんに入っていただけるんだけど……・」と語る店主も、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に3世代で訪れる近隣のご家族のために、当時の生活を知らない子どもたちに古き良き時代の風習を伝えるきっかけとして、今も大切に残しているようだ。和紙の風合いが心地良い手書きのメニューや、入口そばの自作の“ししおどし”など、一つひとつに店主の思いが込められているようで、そこに居るだけでおだやかな気持ちになっていく。

甘海老の天ぷら
甘海老の天ぷら

訪れるファンの多くは名物の「麦とろ」とそばが楽しめる「麦とろセット」(1,180円)に加え、季節の天ぷらを分け合って食べるのがおすすめのようだ。取材で訪れた際にはメゴチや穴子、グリーンアスパラといった初夏を感じさせる食材のほか、店主おすすめの甘海老の天ぷらもあり、ご用意いただくことにした。身が大きく天然塩により引き立つ甘みは格別で、食欲を誘う鮮明な赤もまた美しい。

麦とろセット
麦とろセット

「麦とろ」そのものが薄味でからだにやさしい食事のため、食欲旺盛な20代、30代は特に天ぷらや肉料理とともに食事を楽しむ人が多いようだ。とろろには消化を助ける酵素が含まれていることから、美容や健康にも優れた食材として女性の人気も高く、夏バテや疲れがたまったときなどの食事にも最適だろう。千葉県の老舗醤油店から仕入れる店主こだわりの醤油をお好みで加え、味の変化を楽しみながらいただくのもまた楽しい。
食事を終えたときの安心感とほど良い満腹感も心地良く、古くから伝わるふじみ野の味覚に、歴史を超えて愛されてきた食事の奥深さを感じることができた。

むぎとろ
所在地:埼玉県ふじみ野市ふじみ野1-8-40 
電話番号:049-261-5189
営業時間:平日 11:30~14:30、17:00~21:00
     土曜・日曜・祝日 11:30~21:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)





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