練馬区・光が丘エリアは住みやすい?利便性と緑がそろう計画都市の魅力に迫る
東京23区有数の緑に抱かれ、都心へのアクセスも◎
練馬区は、東京23区の北西部に位置し、面積は東京23区中で5番目の広さを持つ。1932(昭和7)年の東京35区設置時には板橋区の一部だったが、1947(昭和22)年に分離独立し、現在も東京23区で最も新しい区だ。

地形の多くは武蔵野台地上にあり、かつては江戸に野菜を供給する農村として栄えた。江戸時代に栽培が始まった練馬大根は、現在も量は減りながらも生産が続いている。区内の農地面積は23区最大で、全体の約4割を占める(※1)。とくにキャベツの生産が盛んで、23区トップの生産量を誇る(※1)。
緑被率も高く、2021(令和3)年の調査では22.6%。千代田区、港区に次いで3番目に高い数値となっている(※2)。
区内には、西武池袋線や都営地下鉄大江戸線など複数の路線が通り、都心へのアクセスも良好。利便性と自然環境が共存する街として、幅広い世代から支持を集めている。
練馬区の暮らしやすさが評価され、人口は増加傾向
練馬区の人気はデータにも示されている。多くの自治体で人口が減少する中で、練馬区は増加を続けており、2025(令和7)年には75万人を超えた。これは東京23区で世田谷区に次いで多い。

また、15~65歳の生産年齢人口が増加している点も特徴だ。『第3次みどりの風吹くまちビジョン アクションプラン』では、2034(令和16)年頃まで生産年齢人口が増加し続けると予想されている。今後も活気あふれる街が維持されそうだ。
練馬区独自の子育て支援も充実し、ファミリーにやさしい街
練馬区は子育てしやすい街としても知られる。保育施設の整備だけでなく、通年で9~11時間の預かり保育を行う私立幼稚園を区独自の「練馬こども園」として認定。保育施設の空き部屋を利用して1・2歳児を1年間保育するなど、あらゆる方法で保育所等利用待機児童対策を進め、2025(令和7)年度も5年連続で保育所等利用待機児童数ゼロを達成した。
さらに、小学校の施設を活用して子どもの居場所をつくる「ひろば事業」と、保護者が昼間家庭にいない児童を対象とする「学童クラブ」を、機能や特色を維持しながら一体的に運営する「ねりっこクラブ」など、先進的な取り組みが行われている。

医療面では、「練馬光が丘病院」が小児専門外来を開設し、24時間体制の小児救急にも対応。子どもの医療環境も整っている。子ども医療費助成は18歳の年度末まで対象となり、病児・病後児保育も複数施設で実施されている。子どもの病気やけがの際も安心だ。
計画的に造られた緑豊かで便利な街、光が丘エリア
練馬区の北部に広がる光が丘エリアは、米軍「グラントハイツ」跡地の計画的な開発によって誕生した街だ。都内有数の広さを持つ「光が丘公園」をはじめ、「秋の陽公園」「四季の香公園」「春の風公園」「夏の雲公園」など、季節を感じられる公園が点在し、緑道でつながっている。光が丘四丁目の緑被率は83.2%と区内トップで、他のエリアでも30%以上を維持している(※2)。
交通アクセスは、長らくバスに頼っていたが、1991(平成3)年の都営地下鉄12号線(現・大江戸線)開通を機に大きく改善。1997(平成9)年には「新宿」駅まで延伸し、2000(平成12)年には環状部が開通したことで、都心との距離がぐっと縮まった。エリア内には大規模ショッピング施設「光が丘IMA」をはじめ、「光が丘病院」など医療機関、「光が丘図書館」など、生活に必要な施設がそろっている。

光が丘の魅力を未来へつなぐ。環境と利便性を高める取り組み
『練馬区都市マスタープラン』では区内を7地域に分けて、それぞれの街づくり方針を示した。光が丘エリアを含む第4地域を「地域拠点」と位置づけている。公共施設や総合病院、商業施設が集まり、公園が多く緑豊かな住環境が形成されている点が評価されている。

一方で、施設のバリアフリー化や時代の変化に合わせた施設の転換などが課題として挙げられており、今後は環境保全と利便性向上の両立を図りながら、駅周辺のにぎわいづくりを進めていく方針だ。
都心直結の交通アクセスと計画的な街づくりによる利便性の高さに加え、自然環境や子育て支援も充実する光が丘エリア。ここは子育てファミリーにとって安心して暮らせる環境が整った街だ。
※1 農地面積・キャベツの生産量について「ねりまの農業」(2025)より
※2 緑被率について「令和3年度 練馬区みどりの実態調査報告書」より