浅間連峰西側の「花高原」「湯の丸高原のレンゲツツジ」がまもなく見頃に!休暇村嬬恋鹿沢「ガイドウォーク」を実施(群馬県)

群馬県の西端、標高1,400mのリゾートホテル「休暇村嬬恋鹿沢」から車で約10分の湯の丸(ゆのまる)高原では、間もなくレンゲツツジが見ごろを迎えます。国の天然記念物に指定されている60万株のレンゲツツジが朱色の絨毯のように広がり、湯の丸山一帯を覆う姿は圧巻です。2022年6月17日(金)からは夏山リフトも運行され、鮮やかに咲くレンゲツツジを上から眺める空中散策が楽しめます。2022年7月3日(日)までは「つつじ祭」も開催中です。

モ~すぐ満開、レンゲツツジと元気いっぱいの牛が待っています

湯の丸高原

レンゲツツジが咲く湯の丸高原は、群馬県と長野県の県境。地蔵峠の北西側に広がる標高1,650~1,800mの高原地帯です。レンゲツツジは1956年に国の天然記念物に指定され、174haに60万株が咲き誇ります。例年、6月中旬~7月上旬に見頃を迎えます。

60万株のレンゲツツジ

なぜ「湯の丸高原」に、レンゲツツジの群落が存在するのか

明治37年、長野県小県郡祢津村(現在の東御(とうみ)市)の牧野組合が、湯の丸高原に牧場を開設しました。沢山の家畜が放牧される中、レンゲツツジの葉は有毒成分を含むため、牛たちは食べませんでした。牛たちがレンゲツツジを除いた他の植物を食べ続けた結果、レンゲツツジの群落が形勢されました。残念ながら昭和50年代に入ると次第に放牧数が減り、平成7年には牧場が廃止されます。しかし、翌年には東御市や嬬恋村・JAや牧野組合などが協力し運営協議会が設立。放牧が継続されることとなりました。現在でも毎年6月に牛たちが高原に放たれます。  

レンゲツツジの横をのんびり歩く牛の姿は、湯の丸高原ならではの風景です

「湯の丸高原ガイドウォーク」を実施します

休暇村嬬恋鹿沢では、レンゲツツジを始め、高原の花や野鳥など湯の丸高原の自然をご案内するガイドウォークを実施します。国立公園の自然案内施設「鹿沢インフォメーションセンター」の専属スタッフがガイドします。

期 間:2022年6月13日(月)~7月1日(金)の月曜から金曜(土・日は実施しません)    
時 間:休暇村出発9:30~休暇村帰着12:00
※詳細は公式サイトをご確認ください。
URL:https://www.qkamura.or.jp/campaign/zero/

湯の丸山の中腹までを覆いつくす60万株のレンゲツツジ
運が良ければカモシカ(赤ちゃん)に出会えるかもしれません!
湯の丸高原の自然を楽しみながら案内します

夏山リフトが運行されます

レンゲツツジ群生地上部「つつじ平」の見頃にあわせて夏山リフトが運行されます。駐車場(地蔵峠)から「つつじ平」までの標高差120mをわずか数分で繋ぎます。 
運行期間:6月17日(金)~7月3日(日)
運行時間: 8:30~16:30 

つつじを上から眺める「空中散歩」が楽しめます

「つつじ祭」が開催されます

開花時期には「つつじ祭」が開催されます。2022年6月26日(日)には、東御市や嬬恋村の特産品販売やキッチンカーの出店・抽選会などを行います。
会 場:湯の丸高原第一リフト一帯、つつじ平
期 間:2022年6月10日(金)~7月3日(日)
※開園時間や入園料は特にありません。

山肌を朱赤に染めあげるレンゲツツジと真っ青な湯の丸高原の空

◆休暇村 嬬恋鹿沢
群馬県の西端、標高1,400mの高原に建ち、周囲をカラマツやシラカバに囲まれ、ホテルから半径1,400m以内に民家や観光施設が無い「ポツンと温泉リゾート」。広大な敷地の中にホテルやキャンプ場を始め、自然情報を紹介する鹿沢インフォメーションセンターや遊歩道などが整備されています。大浴場には1,000年以上の歴史があると言われる、名湯「鹿沢温泉」を引湯しています。浅間高原シャクナゲ園以外にも、花や新緑を満喫できるハイキングや登山コースが多数存在しています。

※itot以外の画像出典:自然にときめくリゾート 休暇村