つくばエクスプレス開業と都市整備が進められた「守谷」駅周辺の魅力
つくばエクスプレスの開業により、沿線では開発が進み今や人気のベッドタウンに成長した。つくばエクスプレスの茨城県最初の駅である「守谷」駅周辺も同様だ。
「守谷」駅近くには平将門により築かれたともいわれる「守谷城」がある。このエリアを支配した相馬氏の居城としても使われたこの城は、現在、城跡が「守谷城址公園」として整備されている。「守谷市立守谷小学校」前には石碑が建ち、この地の歴史を偲ぶことができる。
1980年代になると住宅地の開発が進み、ベッドタウンとして発展。2002(平成14)年には、市制施行で守谷市となった。2005(平成17)年につくばエクスプレスが開通により交通アクセスも整備され「アクロスモール守谷」や「ロックシティ守谷ショッピングセンター(現・イオンタウン守谷)」、「アワーズもりや」など大型ショッピング施設も続々と開業した。
都市基盤の整備も進められてきた。つくばエクスプレス開業前の1994(平成6)年からはじまった「守谷駅周辺一体型土地区画整理事業」は2009(平成21)年度に完了。2017(平成29)年には「守谷市松並土地区画整理事業」が完了した。この事業では、「低炭素型まちづくり」をコンセプトに約5,000人が暮らす未来型ニュータウンが誕生。飲食・商業用地や「松並木公園」などの公園も整備されている。
「守谷」駅周辺に暮らすことを考えると、つくばエクスプレスの利便性は最大の魅力といえよう。「守谷」駅は快速や区間快速などすべての電車が停車する主要駅で、快速に乗れば「秋葉原」駅までわずか32分。「東京」駅や「品川」駅には「秋葉原」駅でJR山手線に、「新宿」駅には「新御徒町」駅で都営地下鉄大江戸線に乗り換えるとよい。また、「守谷」駅は始発電車が多く、朝の通勤時間帯でも座って移動できるというメリットもある。
常磐自動車道「谷和原」ICが近いため、自動車の利用も便利だ。また、守谷市から柏市方面に向かう「新大利根橋」は2010(平成22)年に無料化され、この方面への移動もスムーズになった。さらに、つくばエクスプレスに並行して都市軸道路の整備が進められ、すでに守谷市内では大部分が通行できるようになっている。最終的には埼玉県三郷市の国道298号から茨城県つくば市の国道354号までつながることになっており、全線開通すればさらに利便性が向上するだろう。
「守谷」駅周辺は買い物もしやすい。「守谷」駅直結の「TXアベニュー守谷」のほか、「守谷」駅前の「アワーズもりや」などショッピング施設が多数あり、電車を降りたらすぐに買い物ができる。周辺には「アクロスモール守谷」や「イオンタウン守谷」といった大型ショッピングセンターもあり、自動車を使った買い物も便利だ。
「守谷」駅の西側徒歩圏内は「守谷市役所」のほか、「守谷市立守谷中央図書館」や「守谷市中央公民館」などの公共施設が集まるエリアで、身近で公共サービスが利用しやすいのもうれしい。
守谷市では子育て環境も充実している。小児科クリニックの「しばたキッズクリニック」に加え、「寺本こども赤ちゃんクリニック」がある。「西松屋 守谷店」や「バースデイ アクロスモール守谷店」など子ども用品店も多く、ベビー・子ども用品も手に入れやすい。
近年の開発により、暮らしやすい街に成長した「守谷」駅周辺。子育てしやすい環境にも恵まれ、ファミリーにはとくに利便性の高い街といえるだろう。
つくばエクスプレス開業と都市整備が進められた「守谷」駅周辺の魅力
所在地:茨城県守谷市