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茨城県水戸市大町エリアの概要

水戸徳川家の文化と都市の利便性を享受する水戸市大町エリア

水戸市は、茨城県の中央部に位置する県庁所在地で、中核市に指定されている。水戸徳川家ゆかりの地であり、水戸黄門として知られる水戸藩第2代藩主徳川光圀や、日本三名園のひとつ「偕楽園」などが有名。水戸市大町があるのは、JR「水戸」駅の北部。駅前の商業エリア、東の公園・行政エリア、西の文化エリアにアクセスが良く、自然環境にも恵まれた住環境が魅力となっている。

水戸徳川家の城下町として発展

「水戸城跡」
「水戸城跡」

水戸という地名は、那珂川や千波湖のあるこの地が水の出入口を指す「みと」と呼ばれたことに由来する。那珂川の舟運の河港としても栄えた。水戸徳川家のはじまりは、1609(慶長14)年。徳川家康が第11子の徳川頼房を水戸城主に据えたことによる。この水戸藩初代藩主が、水戸城の修復や城下町の拡張など藩の基礎をつくり、その後、水戸黄門として知られる第2代藩主の徳川光圀が、「大日本史」の編纂に着手。第9代藩主の徳川斉昭が、藩校「弘道館」や梅の美しい公園「偕楽園」を手掛けるなど、各時代の藩主がすばらしい手腕を発揮した。

「弘道館公園」
「弘道館公園」

1889(明治22)年、横浜市などとともに全国で最初に市制が施行された31市のひとつとして「水戸市」が誕生。現在もなお、1841(天保12)年に開設された「弘道館」に残される重要文化財の正門や、1903(明治36)年の設置を起こりとする「茨城県立図書館」、市制100周年記念施設として建設された「水戸芸術館」など、水戸の長い歴史や文化を身近に感じることができる。

東京、仙台、福島など各方面へスムーズなアクセス

「水戸駅ビル エクセル」
「水戸駅ビル エクセル」

最寄り駅はJR東日本「水戸」駅。JR常磐線特急列車(ひたち・ときわ)を利用して、「上野」駅まで約68分、「東京」駅までは約75分でダイレクトアクセスが可能。また、9年ぶりにJR常磐線が全線運転再開したことで、仙台~上野・品川間が直通となり、アクセスが向上。そのほか、福島県郡山市の「安積永盛」駅・茨城県常陸太田市の「常陸太田」駅に向かうJR水郡線、「大洗」駅を経由し「鹿島サッカースタジアム」駅に向かう鹿島臨海鉄道大洗鹿島線も利用でき、さまざまな方面へスムーズに移動することができる。

また「水戸」駅からは、路線バスや高速バスの路線網が充実している。路線バスは茨城交通、関東鉄道、JRバス関東の3社があり、茨城大学方面や常磐大学方面など市内各地にアクセスできる。高速バスも各エリアへ運行されており、「茨城空港」まで約40分、東京まで約2時間13分でアクセスできるほか、「成田空港」、「羽田空港」、宇都宮、仙台、名古屋などへのアクセスも便利だ。

市街地エリアに商業施設が集積

市内中心部には、大規模商業施設が複数あり、ショッピング環境が整っている。「水戸」駅に直結するのは、「水戸駅ビル エクセル」や「エクセルみなみ」などのショッピングセンター。ファッションやレストランのほか、駅にあるとうれしいカフェや書店、お惣菜・お弁当、ドラッグストアなどのショップや、手みやげにぴったりの和洋菓子店など便利なお店がそろう。

「水戸京成百貨店」
「水戸京成百貨店」

「水戸」駅北側を走る国道50号沿いには、「水戸京成百貨店」も立地。色とりどりのお菓子やお惣菜、ワインや輸入食品などが並ぶ地下食料品売り場をはじめ、ファッション・雑貨、リビング用品、レストラン街など地下1階から9階まで魅力的なフロアで構成されている。

「フードマーケットカスミ 南町店」
「フードマーケットカスミ 南町店」

日常の買い物はスーパーマーケット「フードマーケットカスミ 南町店」や八百屋「ヒロトストア 南町店」が便利。「フードマーケットカスミ 南町店」は、カット野菜やカットフルーツ、食べきりサイズのお惣菜やお弁当などが充実。気軽に利用できるイートインコーナーがあるのもうれしい。「ヒロトストア 南町店」は、野菜と果物のディスカウント専門店。店長自ら毎日市場に行って、新鮮な商品を仕入れている。

バラエティ豊かなグルメを満喫

「宮下銀座商店街」
「宮下銀座商店街」

さまざまなグルメの名店が集まる水戸市だが、地元でぜひ押さえておきたいのが、駅北口の「宮下銀座商店街」。地元民に「権現さん」と呼ばれて親しまれている「水戸東照宮」のおひざもと、赤い鳥居をくぐった先にあり、ディープでレトロな店舗が集まる。アーケード街なので雨の日も安心で、もつ焼きや立ち飲み焼肉、鳥天など鳥料理が自慢のお店、インド料理店、創作イタリアンなど多彩なジャンルの飲食店が並ぶ。気軽に立ち寄って、お気に入りのグルメ店舗を開拓したい。

また、水戸市には歴史ある老舗和菓子店もある。1860(万延元)年創業の「木村屋本店」、1952(昭和27)年創業の「鉢の木」など、何世代にもわたって地元民に愛される老舗の味を、手土産やお茶のおともにいかがだろうか。

子育て支援・教育環境も充実

子育て支援・多世代交流センター「わんぱーく・みと」
子育て支援・多世代交流センター「わんぱーく・みと」

水戸市大町エリア周辺には、子育て支援・多世代交流センター「わんぱーく・みと」のほか、「茨城大学教育学部附属幼稚園」、「リリー幼稚園」、「愛恩幼稚園」が身近にあり子育て環境も恵まれている。また、「茨城大学教育学部附属小学校」が近く、学区の「水戸市立三の丸小学校」以外にも教育の選択肢があることが魅力。茨城県では中高一貫校を増やす計画を実行しており、2022(令和4)年度には「茨城県立水戸第一高等学校」が中高一貫校となる予定。

「茨城県立水戸第一高等学校」
「茨城県立水戸第一高等学校」

暮らしにまつわる手続きなど公共サービスの利用では、身近にある「三の丸市民センター」が便利。各種証明書の発行など簡単な手続きが可能で、駅南側にある「水戸市役所」と合わせて気軽に利用できる。
また、近隣には、水戸に関する自然・歴史・民俗・美術の資料を収集する「水戸市立博物館」、約74万冊の蔵書を有する「茨城県立図書館」、茨城県ゆかりの横山大観などの作品を所蔵する「茨城県近代美術館」、コンサートホール・劇場・現代美術ギャラリーからなる「水戸芸術館」など文化施設も豊富。知的好奇心を満たす文化的な暮らしが待っている。

日本三名園「偕楽園」で憩う

「千波湖」
「千波湖」

自然を楽しめる公園も多く、「千波公園」、「偕楽園」を中心とした千波湖周辺地域の300ヘクタールの「偕楽園公園」は、都市公園としては世界第2位の面積を誇る。「偕楽園」は日本三名園のひとつであり、毎年春に行われる「水戸の梅まつり」でも有名。「弘道館公園」、「三の丸緑地」など、子どもが遊んだり、大人が休憩したりできる憩いの公園も身近にある。

水戸市の4大プロジェクト

建設中の「水戸市民会館」(旧水戸京成百貨店跡地)
建設中の「水戸市民会館」(旧水戸京成百貨店跡地)

街の未来のための計画も進行中で、水戸市は2016(平成28)年に「4大プロジェクト」を発表。市役所新庁舎、新ごみ処理施設、新市民会館、 東町運動公園新体育館の整備を進めてきた。3つのプロジェクトは完了し、2023(令和5)年に「旧水戸京成百貨店」跡地に新市民会館が開業予定。水戸市の今後の発展にも注目したい。




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