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さくら市長 人見健次さん インタビュー

多くの市民・観光客を魅了する歴史ある桜の街

2005年3月28日に塩谷郡氏家町と喜連川町が新設合併して誕生したさくら市は、北と東を結ぶ交通の要衝であり、城下町・宿場町として古くから栄えてきた。現在も市内各所には当時を思わせる風景が多く残されており、市の名前の由来となった数多くの「桜」の名所では、桜の咲くころには多くの市民・観光客など訪れる者を魅了している。また、喜連川温泉は日本三大美肌の湯の一つで人気の温泉地として全国的に有名であり観光客からも大変人気のスポットである。
今回、氏家町町議会委員を4期2年11ヶ月務め、その後平成10年4月から平成14年2月まで氏家町長として、平成21年よりさくら市長に就任し、さくら市発展の為に手腕を奮い、街の発展とともに着実な歩みを続ける、人見健次・さくら市長にお話を伺った。

自然に囲まれて育った子供の頃の思い出

さくら市長 人見健次さん
さくら市長 人見健次さん

―市長の故郷での小さい頃からの思い出はございますか?

ここは昔から自然環境に恵まれておりましたので、私が子供のころは友達と一緒に五行川でよく釣りをして遊んでおりました。五行川は大変水の綺麗な清流でして、鮎などの魚が沢山釣れました。鬼ごっこをして自然の中で思い切り駆け回ったり遊んだりもしました。鬼怒川に行った学校の遠足もとても良い思い出ですね。また地元では「ぼうじぼ」という祭りが毎年あるのですが、子供たちは藁でこしらえた鉄砲を持って近隣を歩き、お月見と収穫感謝と翌年の五穀豊穣を願う祭りなのです。その時に子供達はお菓子等が貰えるのですが、それが嬉しかったですね。

温故知新、工業誘致が進み発展する街

―自然・歴史・産業などさくら市の魅力について教えて下さい。

さくら市の自然は大変豊かで子供達にとっては遊ぶところ・学ぶところがたくさんあることが良いと思います。水や空気がとても綺麗ですね。また喜連川温泉は日本三大美肌の湯の一つとして選ばれていまして全国的にも大変人気のある温泉です。「道の駅きつれがわ」は、全国でも数少ない温泉がある道の駅として多くの方に親しまれています。びゅうフォレスト喜連川、フィオーレ喜連川など温泉付きの分譲住宅地が多いのも魅力です。

産業ですが、さくら市の基幹産業は農業ですが工業誘致も進み企業の研究施設も建てられています。2014年1月よりF1をはじめとする四輪モータースポーツの開発をさくら市下河戸にある株式会社本田技術研究所HRD SAKURAが行っています。施設内には先進安全新技術の開発を行う為の広大なテストコースや10メガワットの発電能力を持つ太陽光発電システムを設置するなど開発を積極的に進めている場所です。

歴史ですが、さくら市の歴史は大変深く、昔氏家・喜連川は城下町、宿場町として栄えていました。喜連川足利氏は足利尊氏、鎌倉公方、古賀公方の流れを汲む名門でした。現在も喜連川城跡はお丸山公園として整備され市民に親しまれていたり、喜連川足利氏の命で1844年に防火と農業用水確保の為に整備された御用掘が当時のままの姿で残されていたりと、さくら市には歴史的建造物が数多くあります。奥州街道の名残や跡等もびっくりするくらいたくさんあり、歴史を肌で感じることができる大変魅力的な街です。

さくら市は住みやすい街、子育てしやすい街へ

さくら市を今後さらに魅力ある街へしていく為の取り組みについてお聞かせください。

「住んでみて良かった」と思えるような、住みやすい街、子育てしやすい街にしていくことが大事だと考えています。さくら市は栃木県内でも人口が伸びている市の一つです。子供達や子育て世代への生活環境の充実は重要です。市では保育園や幼稚園の設置促進をして待機児童をゼロにする取り組みを積極的に行っています。また小・中学校への防犯カメラやエアコンの設置をどの自治体にも先がけて進めていまして、子供達が快適にしっかりと学べる環境を整えるように力を入れております。

医療に関しましては、18歳までの住民に保険診療の自己負担分がない児童医療費現物給付を導入するなど、市では安心して子育てができる街づくりをしています。市民の足になる公共交通機関につきましては、新しい公共交通の一つとして「さくら市乗り合いタクシー」を整備しています。最大300円でエリア内にある病院や店舗、個人宅までドア・ツー・ドアで移動することができるので通院・買物に最適です。すでに700名以上の方が登録して利用しており、今後もサービスの充実・利用拡大を進めていきます。

その他市では生涯スポーツを推進しておりまして、平成27年10月より全天候トラックや芝生フィールドを備えた本格的な陸上競技場「さくらスタジアム」の供用を開始いたしました。スポーツ観戦はもちろん、市民の皆様が自らの健康を管理する為にも利用できますし、大規模な災害時には広域支援部隊のベースキャンプや救援物資の中継・分配基地などの防災の拠点としての使用を視野に入れていますので、この施設は市民の健康促進はもちろん、市民の防災を担う役割を持っています。

このような安心・安全な住まいの環境の中で、食べ物等の地産地消をして地域を活性化させ、住民の皆さんが連携して街を盛り上げていく意識を持ち行動することが、今後のさくら市の人口減少を抑え定住人口を増やしていくことに繋がっていくと考えています。同時にそれがさくら市の魅力づくりには欠かせないことなのではないかと思っております。

住みやすく美しい・楽しい魅力ある街づくりを目指して

最後にこれからさくら市に移住を考えている方へメッセージをお願いします。

さくら市は、空気も水もきれいで自然環境が素晴らしく、災害も少なく安全で美しい街です。食べ物も美味しいですし、温泉がたくさんあります。JR宇都宮線や各交通網も充実しています。JR氏家駅と市営温泉施設を結ぶ無料の「観光温泉バス」が運行されているので温泉めぐりにもとても便利ですよ。是非ご利用ください。さくら市のみなさんは優しい人が多くとても住みやすい環境です。市では、今後も市民や観光客の皆様にとって住みやすく美しい・楽しい魅力ある街づくりを目指して参ります。交通や生活の利便性に優れ、歴史的風情が残り、三代美肌の湯喜連川温泉のわく、さくら市にお越しください。よろしくお願いいたします。

さくら市長 人見健次さん

さくら市役所

さくら市長 人見健次さん
栃木県さくら市氏家2771
TEL:028-681-1111
http://www.child-heart.com/
開庁時間:8:30~17:15
定休日:土・日曜日、祝日、年末年始
※この情報は2016(平成27)年3月時点のものです。

多くの市民・観光客を魅了する歴史ある桜の街
所在地:栃木県さくら市氏家2771 
電話番号:028-681-1111
開庁時間:8:30~17:15(ただし曜日によって一部窓口延長あり)
休庁日:土・日曜日、祝日、年末年始
http://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/




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