大落古利根川のほとりに、まるで絵本の世界から抜け出てきたような可愛らしい建物がある。地元在住のオーナーが、祖父から譲り受けた土地にオープンした「カフェ・クローバー」だ。自分の店を持つのは10年来の夢で、テーブルや椅子などの家具は何年も前から少しずつ買いためて準備していたという。

窓からは庭の緑と大落古利根川の流れが見えて、気持ちがいい。夕暮れ時には夕日が沈む様子もきれいに見えるという。オーナーが図書館で読み聞かせのボランティアもしていることもあり、本の貸し出しも行っている。もちろん店内で読むことも可能だ。

メニューには、2種類のカレーライスと、各10種類ほどのスイーツとドリンクを用意。カレーは、子どもでも食べられるよう辛さを控えたマイルドな味わいに心が温まる。料理やスイーツはすべて手作りで、農業を営む実家の畑で獲れた野菜や果実をはじめ、地元の食材を多く使っている。
スイーツは季節に合わせて、庭で採れた栗を使ったマロンパイ、実家で育てたラズベリーを使ったフランボワーズショコラなどが楽しめる。

全10席ほどのこぢんまりとした店だが、オーナーの親しみやすい人柄が相まってリピーターが多いようだ。地元の人々が気軽に憩える場所として長く愛されていくだろう。

カフェクローバー
所在地：埼玉県北葛飾郡杉戸町大字堤根4537-1 
電話番号：080-6510-0544
営業時間：11:00～17:00
定休日：日～火曜日、第3土曜日