Patisserie Coeur a Coeur(パティスリークーラクー)
小さい頃から甘いものが好きだったという「Patisserie Coeur a Coeur(パティスリークーラクー) 」店主の岡本彰太さん。食べている内に、だんだんと洋菓子の作り方に興味を持つようになり、作り手の道を歩み始めたのは自然なことだったという。都内有名ホテルでパティシエとしての修業を積み、地元であるこの場所に店をオープンしたのは2019年(令和元年)12月。以来、近隣の住民をはじめ、家族連れやご夫婦など、年齢を問わず幅広い層の客が訪れる地元の人気店となっている。
木の温かみを感じる店内に入ると、常時13~15種類程並ぶ色とりどりの美しいケーキが目に飛び込んでくる。ショートケーキなどの定番の商品から、旬の素材を使った季節のケーキまで幅広く取り揃えている。しかし、店の売りはその美しさだけにとどまらない。素材は、店主が食べて美味しいと思えるものだけを使い、それぞれの素材に合わせ、生地やクリームにも工夫を凝らす。また、「個人店で差がつくのはオリジナリティ」という意識の下、見た目はもちろん、食感や香りづけなどにもオリジナリティを発揮。時に香辛料やハーブを使うなど、“+αの要素”でケーキに深みや奥行を出し、お客様の記憶と心に残るケーキを生み出している。
そんな志と姿勢から生まれる魅力的な商品の中でも、特に人気が高いのは季節の素材を使ったケーキ。例えば10月に出る「南瓜のモンブラン」は、できるだけ素材の甘味を生かせるようにと砂糖ではなくメープルシロップを用いるなど、素材に合った作り方を心掛けている。また、店主イチ押しの商品は、「プラリネモカ」。コーヒーのほろ苦さとキャラメルの甘味が絶妙にマッチした大人な逸品だ。
ケーキなどの生菓子の他にも、店内では焼き菓子も複数販売。パウンドケーキやマドレーヌ、クッキーなど約20種類の焼き菓子があり、自宅用の他、手土産として購入する人も多い。さらに、管理栄養士である奥様監修のアレルギー対応の焼き菓子やケーキも販売しており、誰もがおいしく食べられるようにとの視点も、当店のオリジナリティを際立たせている。
店名はフランス語で「心と心」の意味を持つ。「地域の方をはじめ、人と心と心をつなげる梯となるようなお菓子を作っていきたい」と語る岡本さんご夫婦。口にすれば思わず笑顔になって誰かに教えたくなる、そんな街の素敵パティスリーだ。
Patisserie Coeur a Coeur(パティスリークーラクー)
所在地:埼玉県さいたま市浦和区上木崎1-7-6
電話番号:048-767-6764
営業時間:10:00〜18:30
定休日:水曜日
https://patisserie-coeuracoeur.com/