「公益財団法人 トトロのふるさと基金」が中心となって保護している「トトロの森」。スタジオジブリの人気映画「となりのトトロ」の舞台とされる狭山丘陵を保護するべく、狭山丘陵周辺の森を所沢市や埼玉県などと協力しながら買い取り、保護している。1991（平成3）年に初の買い取り、以降もナショナル・トラスト活動を展開している。

「トトロの森2号地」はそのなかの1つで、八国山緑地の北方にある狭山丘陵東端の鳩峰公園に隣接する「狭山丘陵いきものふれあいの里スポット4（雑木の森）」内に位置。コナラやクヌギ、アカマツを主体とした典型的な武蔵野の雑木林で、遊歩道沿いに設けたテーブルとベンチでひと息つきながら、春の山野草や渡り途中の夏鳥などを観察することができる。

財団が森の保護を進める背景には、森林伐採やゴミの不法投棄、そして森の所有者に対する過度の相続税負担などによって、自然破壊が進んでいることがある。財団の運営資金は、国などから援助や補助を受けておらず、一般会員の年会費や寄付金、トトロファンドグッズなどの収益金で運営されている。

トトロの森2号地
所在地：埼玉県所沢市大字久米字八幡越2375・2376 
電話番号：04-2947-6047（公益財団法人 トトロのふるさと基金）
http://www.totoro.or.jp/