所沢では有名なドイツ製法の手作りハム・ソーセージの店「デリカテッセン ゼーホフ工房」。場所は、中央消防署（国道463号沿い）のすぐ近く。目の前には「スーパーオザム けやき台店」があり、初めての人でも分かりやすい。

「デリカテッセン ゼーホフ工房」は本物を追求するため、着色料や増量材はいっさい使用していない。工場長の松澤氏はハム・ソーセージを作り続けて15年以上のベテラン。

氏はドイツへ何度か足を運び、技術を習得。これまでに、オランダスラパクト国際職人食肉製造競技会で金銀、国際食肉製造競技会で金銀、ジャルゴグートアンドゥイユ騎士協会コンテスト金銀、ドイツシュテュットガルトコンテスト2年連続金銀、ドイツフランクフルトコンテスト金銀などを受賞している。

ドイツでは、ハム・ソーセージに関して特に厳しい法律があるそうで、その正当な味を守るべくマイスター制度が存在。国民的職業として定着しており、学校もある。かれら職人は、その味や技法にこだわり、そして素材にこだわったデリカテッセンを経営しているが、それを日本で実現させたいというのが松澤さんの願いだ。

店内に足を踏み入れてみた。入り口近くには、熟成庫が鎮座。中ではハムやソーセージが適温で熟成されており、完成の時を待っている。そして、中央には大きなショーケース。

そこにはハムやソーセージがずらりと並んでいる。一つひとつに説明書きがついており、選びやすい。メダルを受賞した商品には、その旨も明記されている。初めての来店ならば、受賞商品を買い求めてみるのも良いだろう。また、5種類のソーセージをパックした「バラエティーパック」もあるので、そちらもおすすめ。

ドイツパンやドイツビール、ワインやピクルスも並んでいるので、興味があればそちらにもチャレンジしたい。ギフトコーナーも作られており、クール宅急便での発送が可能だ。

試食のサービスも行っている。ベーコンやソーセージ、ハムを数種類いただいたが、どれも肉の旨みがギッシリ詰まっており、美味しい。子どもでもいただけるノーマルなものから、大人向けのスパイシーなものまで、商品構成は豊富だ。

「良い商品をこれからも作り続けたい」とは店長談。そして、ゆくゆくは「ドイツビールとソーセージを楽しめるお店をやってみたい」とも。現在のデリカも素敵だが、食事ができたらさらに嬉しい限り。構想段階のお話だというが、オープンしたらぜひ訪れてみたいもの。

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

デリカテッセン ゼーホフ工房
所在地：埼玉県所沢市けやき台1-8-5 
電話番号：04-2921-5511
営業時間：ゼーホフ工房10:00～20:00、2階レストラン11:30～15:00（L.O.14:00）・17:30～22:00（L.O.21:00）
定休日：ゼーホフ工房 水曜日、2階レストラン 水曜日、第2火曜日
http://www.seehof.jp/