まつばら綾瀬川公園
東武スカイツリーライン「獨協大学前(草加松原)」駅東口から徒歩10分。草加市の中心部にある「まつばら綾瀬川公園」は、約4.1ヘクタールと広大な敷地面積を誇る市営の公園だ。綾瀬川沿いに松並木が続く「草加松原遊歩道」の対岸にあり、「ハーブ橋」で行き来できる。
この地にはかつてレンガを製造する「大阪窯業」の工場があり、完成したレンガをトロッコに載せ、松原と橋を通って東武鉄道の引込線まで運んでいたという。その後1996(平成8)年に「綾瀬川左岸広場」として開放されたのが、同園の始まりだ。
北側の整備が2010(平成22)年4月に、南側の整備が2014(平成26)年4月に完了。市制60周年を記念して、2018(平成30)年に現在の名称に変更された。園内には人工ラグーンや芝生広場、噴水と流れ、壁泉、アスレチック遊具、あずまやなどが整備され、市民の憩いの場として親しまれている。松原が作る美しい景観に加えて、春は川沿いを彩る桜も目を楽しませてくれる。
災害時には臨時ヘリポートとして使える他、火災の延焼防止に大きな役割を果たす防火樹林帯があるので、近隣住民は心強いだろう。また、園内には船着き場があり、市民団体と草加市が協働して行っている木造和舟の乗船体験の会場としても使われている。駐車場と駐輪場があるのも便利だ。
まつばら綾瀬川公園
所在地:埼玉県草加市松江1-10
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