さいたま市立常盤中学校
JR「与野」駅と「北浦和」駅のほぼ中間に位置する「さいたま市立常盤中学校」。通うのは「さいたま市立仲町小学校」、「さいたま市立常盤小学校」、「さいたま市立常盤北小学校」の卒業生たち。子どもたちはJR「与野」駅と「北浦和」駅、さらに南の「浦和」駅付近からと、広範囲から通学している。遠方からの通学には自転車通学も許可されている。
戦後間もない1947(昭和22)年に開校した歴史ある学校だが、新たな取り組みも多い。例えば開校60周年を機に始めた俊英太鼓。毎年、学校行事だけでなく地域のお祭りなどでも披露している。また、70周年を機に始めたのは「常中体操」。体育祭では毎年行われる迫力満点の体操だ。
最近の取り組みとしては、栃木県「佐野市立常盤中学校」との交流、『虹のプロジェクト』がある。2019(令和元)年10月に関東地方を襲った台風により、甚大な被害を受けた「佐野市立常盤中学校」に同じ校名の生徒として何ができることはないかと考えたことから始まった交流だ。ライヴ配信による交流会や学校訪問のほか、互いの郷土料理を知る「コラボ給食」なども実施している。地域との連携も強い。学校と家庭と地域らに見守られているのはもちろんだが、生徒も地域への貢献を行っている。例えば、浦和区が主催する「浦和区秋のごみゼロ運動」に参加して通学路のごみ拾いを行ったり、学校周辺で自作のティッシュを配布しながら交通事故防止を呼び掛けたりなどだ。
部活動の活躍も特徴のひとつ。水泳部や陸上部などが全国大会へ出場するほか、科学部や手芸部なども全国的なコンクールに積極的に出場している。「さいたま市立常盤中学校」は、文武両道の精神を貫く街の伝統校だ。
さいたま市立常盤中学校
所在地:埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4-1-9
電話番号:048-831-3189
http://tokiwa-j.saitama-city.ed.jp/