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BONSAIを発信する世界初の盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館

土呂を代表する世界的にも注目の美術館
土呂を代表する世界的にも注目の美術館

JR宇都宮線「土呂」駅東口より徒歩約5分、東武アーバンパークライン「大宮公園」駅から徒歩約10分の場所にある世界初の公立の盆栽美術館。美術館がある場所は、当館から徒歩圏内に盆栽業者が多く居住する大宮盆栽村があり、言わずと知れた名品盆栽の聖地として知られるエリア。老若男女問わず、盆栽好きだけでなく、外国人からも注目されている観光の人気スポットでもある。

館所蔵の他、近隣の盆栽園から借りた盆栽などを展示
館所蔵の他、近隣の盆栽園から借りた盆栽などを展示

館は大きく分けて、盆栽とそれにまつわる資料や作品が展示されたコレクションギャラリーと約60点の盆栽を屋外展示している盆栽庭園の2エリアに分かれている。盆栽の名品、優品はもちろん、盆栽用の植木鉢「盆器」や「水石」と呼ばれる鑑賞石、盆栽が登場する絵画作品の他、盆栽に関わる各種の歴史・民俗資料等が展示されており、さまざまな角度から盆栽文化を学ぶことができる。

個性的な盆栽の数々を展示
個性的な盆栽の数々を展示

盆栽庭園には、個性的な姿の見ごたえのある盆栽が展示されており、中には推定樹齢500年、1000年のような強者盆栽も観賞することができる。盆器の中に凝縮された大自然の情景をイメージすることが大切だという盆栽。力強い根張りや迫力ある幹の立ち上がり、幹や枝の一部が枯れて形を残した「ジン(神)」や「シャリ(舎利)」など、盆栽それぞれが持つ個性や味わいを生かしながら盆栽技師がつくり上げた盆栽は、自然と人との掛け合わせでしか生み出せない姿と醍醐味、美しさで観る者を惹き付ける。また、各盆栽につけらえた銘にも注目。盆栽の特徴や雰囲気をうまく捉えて表現した銘で、盆栽の姿とセットでしっかり記憶に残る。

静寂のなかで心穏やかに盆栽を愛でる
静寂のなかで心穏やかに盆栽を愛でる

館では盆栽に関する歴史展や美術展の開催などを行っている他、ゴールデンウィークには毎年「大盆栽まつり」が開催され、盆栽業者が集まって売店を出し、数千人の客が訪れる。敷地内には常時、盆栽の売店などが設置されており、盆栽を購入することもできる。展示を見て興味を持った方は、自宅で盆栽を愛でてみるのもおすすめ。

忙しない日常から離れ、目と心の保養ができる場所なので、近隣にお住まいであればぜひ日常的に訪れたいお出かけスポットだ。

観光拠点であり、盆栽産業活性化の拠点でもある館
観光拠点であり、盆栽産業活性化の拠点でもある館

さいたま市大宮盆栽美術館
所在地:埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3 
電話番号:048-780-2091
※2025(令和7)年3月20日まで休館中
https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/




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