てんとう虫。~パフェカフェ~
JR「土呂」駅から徒歩約10分、住宅街の一角にあるパフェ専門店。赤い屋根と色とりどりの花が飾られた外観から感じる受ける印象は、店内にも引き継がれている。白を基調とした空間には、木のカウンター席とテーブル席が静かに並び、誰もがほっとできる温もりが漂っている。
店主の大森智世さんは、「ドリアンともよ」というフルーツネームを持つほどの生粋の果物好き。フルーツパーラーで働いていた時、どんな人でも笑顔にできるパフェ作りにハマり、果物屋やフルーツジュース店などで働きながら、果物、そしてパフェについて学んできた。2014(平成26)年に念願の当店をオープンして以来、老若男女問わず客が訪れる人気店としてパフェ好きからも注目され続けている予約制のパフェ専門店だ。
農家で住み込みで働いたこともあるという大森さん。農家では栽培から収穫、出荷までをひと通り経験し、果物の良し悪しを見て触れて分かるまでになったという。そんな経験から、パフェに使う果物は農家で畑を見せてもらい、直接話を聞いた上で仕入れている。
そんな大森さんが作る渾身のパフェは、果物のおいしさを思いきり堪能できる逸品揃い。提供しているメニューは、果物の仕入れ状況で内容が変わる季節のパフェ。「おいしいものを新鮮な状態で出したい」という店主のポリシーにより、旬の果物を使ってメニュー作りが行われるため、マンゴーや桃、シャインマスカットなど果物の種類は季節毎に変わる。
その上、使われる果物は店主の目利き力に適ったスペシャルなものばかり。たとえば、桃は山梨県御坂産の最高糖度桃の「大糖領」、パイナップルは沖縄県の東村で獲れる「ゴールドバレル」を使用。
トッピングを含めて、どれも果物の良さを確実に引き出す内容となっており、客だけではなく、使われた果物も喜びそうな魅力的なメニューが揃っている。
また、パフェへのこだわりは果物だけではない。口に入った時においしいと感じる果物のサイズ、食材を重ねた際の見栄え、味のバランスなど、パフェ作りのあらゆる面にこだわりを貫いている。それゆえ、客はパフェを食べた時にそのこだわりや心配りを味わいとして実感できる。
甘さや酸味など果物本来の美味しさがしっかりと感じられ、食べた後は果物を堪能したという満足感に包まれる。食べたばかりにも拘わらず、「もう一度これを味わいたい」という想いがわいてくるので、ハーフサイズの「おかわりパフェ」を多くの客が注文するのも納得だ。
「てんとう虫。」という店名は、小さい頃に母親から聞いた「てんとう虫がつくと幸せになれる」という話に由来しているという。「来た人が季節の果物を楽しんで、幸せになってくれたらうれしいです」と語る大森さん。食べたら誰もが思わず笑顔になれる、幸せ運ぶパフェ専門店だ。
てんとう虫。~パフェカフェ~
所在地:埼玉県さいたま市北区植竹町1-594-14
電話番号:048-628-8483
営業時間:日により変動するため予約時に確認 ※予約制
定休日:土・日曜日、祝日(不定休あり)
https://www.101064pafecafe.com/