人間の基礎が作られる乳幼児期に体を動かすことで、たくましく、しなやかな心を育むことを心がけている「めだか保育園」は2008（平成20）年に開園。庭園の真ん中にある砂場で泥んこになって遊ぶ子どもたちがとても印象的。土遊びや水遊び、四季折々の自然環境を活かした様々な体験を通じて子どもの真の発育をサポートしている。

庭園からは、全ての教室を見渡せる。自然光が部屋に降り注ぎ、満ち溢れた開放感。0歳から5歳までの子どもたちが、敷居のない、一体になった空間で元気に生活している。

食育にも力を入れている。近くに田んぼと畑があるので、子どもたちは、米や大根、お芋などを大切に育てて収穫し、最後に美味しく食べるまでのプロセスを体験できる。この日の昼食には、生の人参が出され、子どもたちが我先にとかぶりついていた。豚汁や恵方巻など人気メニューも多い。食事は、農薬野菜を用いた和食が基本。素材の味を大切にした、あっさり目の味付けが特徴だ。

リズム運動や描画などを取り入れた教育も特徴的。動物の進化をリズム運動で表現したり、絵本を読み聞かせた後で子どもたちに自由に絵を描かせたりと、子どもの想像力を養う工夫が詰まっている。遠足が多いのも特徴的で、春と秋に開催。5歳児は、春と夏と冬に合宿もある。

めだか保育園は、「全ての子どもたちの全面発達を保障する」を教育理念に掲げた社会福祉法人こぐま会が運営する保育園だ。子どもたちが泥んこになって遊ぶので保護者は洗濯が大変かもしれないが、卒業した子どもの弟や妹がたくさん入園しているので、保護者からの評価は高い。いつでも保護者の見学を受け付けているそうだ。

めだか保育園
所在地：埼玉県さいたま市緑区大間木3-10-10 
電話番号：048-795-8011
定員：60名
入園対象：生後57日～5歳
開園時間：7:30～19:30
https://urawa-medaka.com/