引き継がれてきた味を守る、うなぎの名店

中村家

外観
外観

多くの美食家を唸らせてきた名店が軒を連ねる浦和にある、鰻の名店「中村家」。お店の前には香ばしい匂いが漂っており、その香りに、ついつい足を止めてしまうだろう。1937(昭和12)年創業で、代々受け継がれた暖簾は、現在は3代目が受け継いでいる。慣れた手つきで、鰻を返しては焼き加減をこまめに確認し、秘伝のタレに漬けていく様子はまさに匠の技だ。

匠の技で焼かれていくうなぎ
匠の技で焼かれていくうなぎ

「中村家」の鰻はよく焼き込んでいるのが特徴だろう。色をつけるためだけに焼くお店もあるが、あの魅力的な香りの秘密は、この焼き込み方にあるのかもしれない。

「うな重(上)」
「うな重(上)」

パチパチと音を立ててはじける備長炭でじわじわと焼かれた鰻は、焼き目がしっかりと付いているにも関わらず、柔らかく、箸でつかむのがやっとというほど。辛めの秘伝のタレも鰻によく染み込んでいて、ご飯が進む逸品。

内観
内観

「味や、焼き方を継承するのも伝統だけれど、先祖代々、『家』でその味を守り抜くということに意義があると思います」と女将さん。親から子へ、脈々と受け継がれてきた伝統は途絶えることなく、その根をより一層深いものにしている。

中村家
所在地:埼玉県さいたま市浦和区高砂3-2-12 
電話番号:048-822-2585
営業時間:11:00~14:30、17:00~21:00(L.O.19:50)※土曜日は11:00~14:00、17:30~20:00(L.O.19:30)
定休日:日曜日
https://www.urawa-unagi-nakamuraya.com/




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