法華経寺
「法華経寺」は、鎌倉時代の高僧 日蓮聖人が最初に開山したお寺。そのいわれは以下のとおり。
聖人が遭われた大きな法難の一つ「松葉ヶ谷の焼打」にあった際、大信者の若宮領主「富木常忍公(日常聖人)」と中山領主「太田乗明公」に伴われ、当地を訪れたことがあったという。その際、聖人に「百日百座の説法御弘通」をお願いし、聖人も自ら釈迦牟尼佛を安置し、開堂入佛の式を挙行した。これが、法華経寺のはじまりだといわれている。
その後の1264(文永元)年11月11日、聖人は東条の郷小松原でさらなる法難に遭遇。眉間に疵を負い、危急となった。そこへ、鬼子母神が出現。その救護によって一命が救われたため、疵の養生の傍ら、その尊像をみずから彫刻開眼されたのだという。
鬼子母神堂以外にも、「中山大仏」や、国宝である日蓮の真筆(立正安国論、観心本尊抄)、重要文化財の建造物など歴史的建造物は数多い。イベントも多く、春秋の彼岸法や日蓮宗大荒行成満会、千部会、御会式や聖教殿の開扉などが有名。
法華経寺
所在地:千葉県市川市中山2-10-1
電話番号:047-334-3433
https://hokekyoji2101.wixsite.com/nakaya..