JR「市ヶ谷」駅を降りて徒歩約7分、靖国通りを進み一口坂交差点を右へ。「シェ オリビエ」は赤い看板と木製のドアが目印のフレンチレストランだ。オーナー兼シェフであるオリビエ・オドスさんは、パリ「ラ・トゥールダルジャン」で副料理長、代官山「ル・コルドンブルー」で主任教授を勤めた後、フランス料理をリラックスした雰囲気の中で楽しんで頂きたいとの想いで、同店を2009（平成21）年にオープンさせた。

同店では本物の味を大切に「自家製」に徹底的にこだわっている。ディナータイムのパンは天然酵母生地をつないで毎日焼き上げ、バターは北海道産のフレッシュな牛乳から作っている。鶏や仔牛の出汁も、デザートのサブレやソルベもすべて自家製というから驚きだ。さらに野菜はすべて全国から届くオーガニックなものを使用。また、キュイッソン（火入れ）と素材を隠さず美味しさを引き出すソース作りにも力を入れており、オリビエシェフの料理に対するこだわりと真面目さを感じ取ることができるだろう。料理の多くは、作り置きはせずにオーダーが入ってからオリビエシェフとスタッフの手によって作られる。

「ランチメニュー」は、季節の前菜やメインを楽しむことができるコースやデザートが付くコースが人気。「ディナーメニュー」は、季節の前菜やメインのコースの他に「シェフおまかせコース」や「ムニュドゥシェフ」もチョイスできる。ランチ、ディナー共に厳選した季節の食材を使用したシンプルかつ繊細な料理を楽しむことができる。素材に対するリスペクトを忘れず、シンプルで美しく、ストレートに美味しいと思っていただける料理を目指しているというオリビエシェフ。

ボルドー出身というワイン好きの同氏自ら選定したフランスワインは、ボルドー、ブルゴーニュはもちろん、ロワール、アルザス、ラングドック・ルーション、コルシカ島まで、幅広く取り揃えており、白を基調とした落ち着いた店内で料理にあったワインと共に最高の時間を約束してくれるだろう。

同店はドレスコードも無く料理を楽しむことができるので、家族や友人と気軽にちょっと贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがだろう。 九段南に隣接する新宿区東部は、フランス人が多く住んでおり、フレンチレストランやビストロが多く点在する激戦区だ。この地でフレンチレストランを構え多くの人から支持されている同店は、まさに“本物のフレンチ”と呼ぶにふさわしい名店ではないだろうか。

シェ オリビエ
所在地：東京都千代田区九段南4-1-10 1F
電話番号：03-6268-9933
営業時間：11:30～14:30（L.O.13:30)、18:00～23:30（L.O.21:00)
定休日：日曜日、第1月曜日 ※祝日は不定休
http://www.chezolivier.co.jp/