“日常生活を少しだけ上質に”をブランドミッションに掲げ、東京を中心にレストラン、パン屋、カフェを展開する「BURDIGALA（ブルディガラ）」。2003（平成15）年のオープンより12年を迎える「BOULANGERIE BURDIGALA（ブーランジェリーブルディガラ）広尾店」も高級住宅地として知られる広尾の街並みに呼応する品格のある佇まいが印象的で、いわゆる“ハード系”と呼ばれる欧州スタイルの食事パンを中心に地域の食生活を支えている貴重なお店のひとつ。

最寄りとなる東京メトロ日比谷線「広尾」駅1番出口より徒歩2分。四季折々の自然に触れられる「有栖川宮記念公園」へと向かう途中に同店は店を構える。

レーズン由来の天然酵母を使って生地を発酵させるパンは、生地の練り上げから発酵・焼成までストレートに行うスクラッチ製法を採用し、店舗とは別に構えているアトリエから毎朝焼きたてのパンが届けられる。看板商品としてファンの多い「クロワッサン」と「パン・オ・ショコラ」は店内奥の工場で焼き上げており、毎朝8時と16時には焼きたての味を楽しむことができる。

また、広尾店ならではの限定商品として提供している「サクサクシュークリーム」も好評で、ケーキや焼き菓子とともに親しい方への手土産にもおすすめだ。生菓子は「ショートケーキ」や「モンブラン」、「プリン」といった定番商品のほか、タルトやゼリーなど季節感のある商品も取り揃え、洋菓子店の少ない地域のニーズに応えた多彩な商品ラインナップが魅力的だ。

デニッシュやサンドイッチも含め、パンの種類もおよそ60種にのぼり、バケットやカンパーニュをはじめ、ライ麦パンや全粒粉のパンなど、各国の食文化に応え得る充実した食事パンが揃っているのは同店ならではの特色だろう。

天気の良い日にはサンドイッチを購入して、近くの「有栖川宮記念公園」でランチを楽しむ方も多いようで、ベビーカーを押してそのまま入れる同店は、近隣の子育てファミリーやママ友にも利用しやすいお店として好評のようだ。

また、昨今では近隣小学校の“まち探検”で子どもたちがお店に訪れ、取材に応じることもあるそうで、広尾店に勤務して7年目を迎える店主の笑顔には、地域に寄り添う身近な“まちのパン屋さん”としての親しみやすさがあふれ、地域の生活を支える名店として今後の発展にも期待したい。

BOULANGERIE BURDIGALA（ブーランジェリー ブルディガラ） 広尾店
所在地：東京都港区南麻布4-5-66 
電話番号：03-3280-2727
営業時間：8：00～20：00※日曜日～19:00
定休日：なし
http://www.burdigala.co.jp/