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四半世紀以上愛されるケーキとジェラートの名店

ドーカン

「東中野」駅前から、中央線沿いの桜並木を中野方面へ。歩いて3分もすれば、右手に「ドーカン」と大きく書かれた看板が目に入る。江戸城を築いた武将・太田道灌から名を頂いたというこの店は、意外なことに洋菓子店。この地で四半世紀以上愛されている、「ケーキとジェラート」の有名店である。

ケーキとジェラートの有名店「ドーカン」
ケーキとジェラートの有名店「ドーカン」

店内に入ると、そこはどこか懐かしい、昔ながらの“ケーキ屋さん”の雰囲気。左手のケースにはケーキと焼き菓子が並び、右手にはベンチと、こだわりを書いた掲示物が少々。ジェラートは正面のショーケースと、正面右手の冷凍ケースの2か所に分けて置かれている。

店内の様子
店内の様子

普段は誰もいない店内。少し商品を見ていると、奥から静かに店主の上田さんが出てくる。1990(平成2)年に店をオープンして以来、ずっと一人で、すべての商品を作り続けている。以前は、新宿に本店を持つ有名フルーツパーラーに勤めて、洋菓子製造を担当していたということで、フルーツを使ったものが得意分野だ。

店主の上田さん
店主の上田さん

ジェラートがブームになったのは20年ほど前のことだが、そのブームの以前から、この店ではジェラートを二枚看板の一つに掲げていた。理由は単純。「夏にはケーキが売れないとわかっていたから、最初から、夏はジェラートを売ろうと思って店を始めた」というものだ。1990年時点では、まだジェラート専門店は都内にも数えるほどしか無く、中野界隈では皆無だったという。

各種焼き菓子
各種焼き菓子

当初はケーキが主役でジェラートは脇役だったそうだが、今やその立場は逆転。春夏はもちろん秋冬も、ジェラートを目当てに訪れる人が多くなった。ジェラートは1年間におよそ50のテイストが作られており、訪れるたびに異なる味に出会える。そのどれもが美味しいと評判なのだが、特に人気なのは、店の前の桜並木をイメージした「桜塩ミルク」。「中野の食の逸品グランプリ」で入賞した経験もある「逸品」ということだ。

イチゴのシャーベットと、バニラミルクのダブル
イチゴのシャーベットと、バニラミルクのダブル

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