「江古田ゆうゆうロード」は、西武池袋線「江古田」駅から、西武有楽町線「新桜台」駅に向かって伸びる全長400mの商店街。「なにかが見つかる江古田ゆうゆうロード」をキャッチフレーズに、1965（昭和40）年から、地域の看板通りとして、住民の暮らしを支えている。現在、約70店舗の加盟店が軒を連ね、16時から19時までは歩行者天国になるため、子ども連れの家族でも安心して買い物を楽しめる。

新鮮な魚や果物、精肉を取り扱う食料品店から、和食やインドカレー店、カフェなどの飲食店、家電や園芸店、薬局、ヘアサロン、不動産会社、金融機関まで、生活に必要なものなら何でも揃う商店街。その賑わいは、昭和の古き良き時代を思い起こさせる。なかには、1927（昭和2）年に開業した「藤屋精肉店」のような老舗店もあり、店舗前で毎週土曜日に焼かれている焼き鳥が絶品だ。

市民が自由に時間借りできる「江古田ゆうゆうひろば」は、ちょっとした会合や、クラフト・写真の展示即売会、趣味の集い、教室に最適なフリースペース。お手洗いや簡易キッチン、テレビも設置されており、仕切りのカーテンがあるため、簡単な着替えも可能だ。

「江古田」駅側から「新桜台」への途中、道が分岐する地点に、小さな庚申塚が佇んでいる。道教の健康と長寿を願う信仰から生まれたもので、江戸時代に建てられたという。練馬区には、他に130あまりの庚申塚があり、商店街では、偶数月の15日に「庚申の会 ビッグサービスデー」と称して、「庚申夕市」を実施。約40店舗で、特別割引の商品販売を行っている。

また、奇数月の第4土曜日には、「江古田ナイトバザール」を開催。スタンプラリーや産地直送物産市、地元の学生たちによる「よさこいソーラン」や「ウルトラマンショー」をはじめ、毎年変わる様々なライブイベントが繰り広げられ、焼きそばや綿あめの夜店も並び、子どもから大人まで、大勢の人で賑わいを見せる。練馬区内でも随一の集客数を誇る、毎年10月最終土曜日に開催される秋のハロウィンパーティなど、季節毎のイベントもあり、2010（平成22年）には、東京販売士協会が元気な商店街を表彰する「エネルギッシュ・タウン―私の街―」で、「チャレンジ賞」を受賞。地域活性化のモデルとしても注目を浴びている。

江古田ゆうゆうロード
所在地：東京都練馬区栄町26-6  
電話番号：03-3948-0777（栄町本通り商店街振興組合）
http://www.uu-road.com/index.html