Le Fraisalia patisserie(ル・フレザリア パティスリー)
パティシエの道へ進んだきっかけは、高校への通学途中にあったケーキ店でのアルバイト。学校を卒業後、そのままお店で働いているうちにパティシエという仕事の面白さにハマったという店主の金澤良之さん。埼玉、東京の店舗で修業を積み、国立市の有名パティスリー「レ・アントルメ国立」のオーナーシェフ魵澤信次氏に師事し、洋菓子作りの1から10までを学んだ。その後独立し、地元である現在の地に店をオープンしたのは2012年。駅前の好立地、通勤通学や買い物の行き帰りにも便利な場所にある店には、手土産や自宅用にケーキや焼菓子を買い求める人がひっきりなしに訪れる。
「店内を商品で埋め尽くしたかった」という店主 金澤さんの考えの下、余計なデザインをせず、商品が引き立つように施されたシンプルな店内。その思惑通り、入店した客の目がまず注目するのは、照明にこだわったショーケースに整然と並べられた色とりどりのケーキたち。定番から季節限定のものまで、常に12~15種類ほどを取り揃えている。ケーキ作りのコンセプトは、「甘く・強く・濃く」。「作るなら、しっかりと印象に残るものを作りたい」という金澤さんの想いを集約したフレーズが並ぶ。ヨーロッパ産の食材をメインに作られるケーキは、個々の素材の味わいは生かされつつも、分離することなく他の食材と調和して一つの美味しさを生み出している。数ある魅力的なメニューの中でも、店の人気&イチ押しは、チョコレートムース「エクセランス」。光沢を纏い、まるでジュエリーのような装いの内側には、濃厚なチョコレートムースが詰まっており、一口食べれば贅沢気分に浸れる逸品。
また、ケーキや焼菓子の他にもパンメニューも豊富なのが当店の特徴。店内の石床のオーブンで焼き上げた、デザート系から総菜系までのパンを常備15~20種類を取り揃えている。フランスバターを使ったクロワッサンやこし餡にスライスしたバターを挟み込んだあんぱんなどは早々に売切れるほどの人気。
すべての商品に共通して込められているのは、感動してもらえるものを作るためのこだわり。素材や作り方、使う道具、他の商品とのバランス、作業効率、価格…あらゆる面から考慮してベストなものを作りだすのはある意味生みの苦しみを必要とするが、同時に作り手としての楽しみも得られるという。
「都心にあるお店と比べても遜色ないクオリティの店が地元にあることを知ってもらいたい」と語る金澤さん。知れば、「身近にこんなお店があってうれしい」と素直にそう思える、街の人気パティスリーだ。
Le Fraisalia patisserie(ル・フレザリア パティスリー)
所在地:東京都東村山市野口町1-20-14 クレセール東村山1F
電話番号:042-395-5771
営業時間:10:00~20:00(日曜日 ~19:00)
定休日:月曜日
https://www.lefraisalia.jp/