亀有駅
1897(明治30)年5月17日に開業した、JR常磐線の各駅停車駅「亀有」駅。当初は隣の新宿(にいじゅく)地区にできる予定であったが、亀有地区の発展には鉄道駅が欠かせないと、大地主が駅施設用の土地を寄付して設置された。その大地主の想いが実を結び、現在、「亀有」駅周辺地区は大変なにぎわいだ。
そして何より、この亀有は秋本治(亀有出身)原作『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台として有名で、駅を降り立つと北口には警官の制服姿、南口にははっぴ姿の主人公、両さんこと両津勘吉が出迎えてくれる。また、駅北口には作品のモデルとなったと思われる亀有駅北口交番があり、修学旅行生たちが記念撮影に訪れるという。この亀有駅北口交番、合理化のために南口交番と統合され廃止される事が決定していたが地元住民の存続を願う声に従い、一転して存続が決定したという逸話を持つ。
駅を中心に広がる商店街は下町の人情あふれる雰囲気だが、南口出てすぐの「リリオ」や環七通り沿いの「アリオ亀有」などの最新スポットもあり、昔ながらのよさと最新施設の便利さが同居した一帯となっている。
亀有駅
所在地:東京都葛飾区亀有3
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