下北沢の商店街や町会、学校などが協力して作り上げる「下北沢音楽祭」。テーマは『異世代共存響声』。子どもからお年寄りまで、さまざまな世代の人々が一緒になって音楽を楽しみ、そして街をもっと好きになるようなイベントだ。

その始まりは1991（平成3）年、“ふだん聴けない音楽を区民に”との思いで開催された「ワールド ミュージック フェスティバル イン 下北沢」。翌年からは「北沢音楽祭」となり、世界各国からミュージシャンを招くほか、世界の楽器や料理も楽しめるイベントとして賑わった。次第に地元にある多くのライブハウスも本格的に加わり、2009（平成21）年からは、イベント名称が少し変わって現在の「下北沢音楽祭」に。あちらこちらから音楽が聞こえてくるようにと、街の数か所にステージを設置、野外フリーライブが行われる今のようなスタイルとなった。

「フラフラ下北沢」は、週末の6日（土）・7日（日）の概ね昼12時～夕方6時まで開催。下北沢駅前スペースや小田急線跡地、京王電鉄高架下フリースペースといった具合に、まさにあらゆる場所がステージとなる。

また、「ヨナヨナ下北沢」では、期間中、連日ミュージックライブや歌の交流会などが開催される。5日（金）は、毎年熱い盛り上がり見せる「関東七大学音楽祭」。慶応義塾大学、早稲田大学、成城大学、明治大学、立教大学、日本大学、東京大学の各大学から1バンドずつ出場して、それぞれに個性ある演奏を繰り広げる。

6日（土）の午後3時半から開催される、環境美化推進パレード「クリーンクリーンパレード」も見もの。ニューオリンズスタイルのバンド「ブラックボトムブラスバンド（BBBB）」を中心に、商店街、地元の小中高生、BBBBファンなど総勢100名をも超える人たちが、演奏しながら街を練り歩き、環境美化推進、音楽祭告知を賑やかにマーチングしていく。予め申し込みをすれば、参加も可能だ（定員あり）。

室内の限られた空間だけでなく、下北沢の空に包まれる街全体が音楽に溢れる「下北沢音楽祭」。街に住む人々やそこを訪れる人々が、音楽を中心としてひとつになる4日間だ。

【2019/7/4～7/7】下北沢の街をあげて「下北沢音楽祭」開催！
所在地：東京都世田谷区北沢 
https://shimokita-fes.com/29th/