京王線「仙川」駅から徒歩6分の場所にある「niwa-coya」は、ギャラリーとカフェを併設しており、ワクワクする雰囲気のお店だ。店内に入ると、入口では農家から仕入れた旬野菜や、手作りのお菓子が販売されている。その左手に進むとウッドデッキの部屋に素敵なテーブル席があり、奥の部屋に入ると作家さんの作品に囲まれた温かい雰囲気の中でテーブル席が並んでいる。

カフェメニューはとても充実している。一押しは、田んぼの生態環境を生かす不耕起移植栽培によって作られた宮城県産の玄米を味わえる「日替り玄米お膳」だ。おかずは、入口でも販売されている海老澤農園の野菜を中心にした料理が4~5種類と香の物、お味噌汁。この日は、シンプルに食材の旨さを引き出した豚肉の蜂蜜味噌漬焼きをメインに、ひじきなど、味付けにも一工夫してある野菜料理がずらりと並んだ。ヘルシーでボリュームもあるので、子供からお年寄りまで誰にでもお勧めできる。お食事には、珈琲や黒豆ほうじ茶、レモネードなどから選べるドリンクも付いている。

どんなお菓子が焼きあがっているのかも楽しみの一つ。高温で焼き上げるバスク風チーズケーキやシフォンケーキ、スコーンなど、珈琲や紅茶と相性のよさそうなお菓子がメニューに並ぶ。店頭でも販売されている。焼き菓子を詰め合わせにした「お持ち帰り焼き菓子」(要予約)は、オリジナルデザインの可愛い箱に入っているので手土産によさそうだ。

店内は、カフェの雰囲気へ溶け込むように作家さんの作品が並び、見るだけでも楽しい空間。この日は、カップやお皿、花瓶、ユニークな物ではハサミもあった。作品は定期的に入れ替わるので、訪れる度に新しい発見がある。気に入った物を購入できるので、素敵な作品を見つけたらその日に買うのが良さそうだ。

店主は、仙川の魅力を伝えようと有志が集まった「仙川地図研究所」の運営にも携わっている。研究所で発行している「見る知る歩く　せんがわ地図」は、地域の魅力が満載で散策に持ち歩きたくなる1冊。初めてこの土地に住む人には貴重な情報源になるだろう。

niwa-coya（ニワコヤ）
所在地：東京都調布市若葉町1-28-28 
電話番号：03-6322-1848
営業時間：11:00〜21:00 (20:00L.O.)
定休日：月曜日、火曜日
https://www.instagram.com/niwa_coya/