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伝統に新しい風を吹き込む老舗和菓子店

菓匠 岩月

間口の広い、風格ある正面玄関
間口の広い、風格ある正面玄関

JR「金町」駅、京成金町線「京成金町」駅から歩いて10分ほど。東金町四丁目交差点近くに店を構える「菓匠 岩月」は、創業約70年の和菓子店だ。店名は、目と鼻の先にある岩槻街道から取り、和菓子店らしさを出すため「槻」の字を「月」に変えたという。近くにある「葛西神社」のお参りの帰りに立ち寄る人が多い。「第一病院」も近いので、見舞いの品を買うのにも便利だ。

TVドラマにも使われる、昭和の雰囲気がただよう店内
TVドラマにも使われる、昭和の雰囲気がただよう店内

家族経営で、現在は2代目と3代目が切り盛りしている。母娘が接客を担当し、お父さんとお婿さんが職人として腕を振るっている。品揃えが充実していて、最中、饅頭、羊羹、大福といった定番の和菓子に加え、お餅や赤飯も販売。スイートポテトや、注文を受けてからクリームを注入するサクサク生地のシュークリームなど洋菓子もあり、和菓子に負けない人気を誇っている。

注文を受けてクリームを入れる、サクサク生地のシュークリーム
注文を受けてクリームを入れる、サクサク生地のシュークリーム

常連客には「お菓子は岩月で」と決めている人も多く、贈答用の購入も多い。「同じ人に何度も同じものは贈りたくない」という気持ちを汲んで新商品を出し続けているうちに、品数が増えたという。結果的に、もらった人が新たな顧客になってくれることも増えた。電子マネーをはじめ、「Uber Eats」や地方発送にも対応。時代に合ったサービスを利用できるとあって、子連れのママなど若い人も気軽に訪れる。

左からキーマカレー入り、モリンガあん入り、白あんと青梅入り
左からキーマカレー入り、モリンガあん入り、白あんと青梅入り

同店の特色は、伝統に新しい風を吹き込む和洋折衷の商品だ。中でも、モリンガという西インド産のスーパーフードを使ったどら焼きが話題を呼んでいる。白ゴマとカボチャの種が香ばしい和風クッキー「かつしか散策」、こしあんに生クリームと小豆を入れて焼き上げた「都かつしか」なども評判が良い。「葛飾」を冠した商品が多いので地元の銘菓として贈りやすく、遠方の親戚や友人にも喜ばれるに違いない。

季節商品を含めると100種類以上あるという上生菓子
季節商品を含めると100種類以上あるという上生菓子

 気軽に買えるパック入りの団子や大福もある他、粒あん、栗、柚子、イチゴ、生クリームなど種類豊富などら焼きも一個から買える。店内にはベンチがあるので、買い物や散歩の途中に立ち寄り、おやつを買うついでにひと息つくのもいいだろう。新しい商品やサービスに挑戦し続ける同店は、海外展開も視野に入れているという。ぜひ、和菓子の魅力を金町から世界へと広めていってほしい。

菓匠 岩月
所在地:東京都葛飾区東金町6-7-14 
電話番号:03-3607-3921
営業時間:9:00~18:30
定休日:水曜日
http://www.iwatsukiya.jp/

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