マイスタームラカミ
1934(昭和9)年に武蔵野で創業した老舗「マイスタームラカミ」は、本場ドイツのコンクールで金賞を何度も受賞したハムやソーセージを製造、販売しているお店だ。店舗には、製造工場が併設されており、作りたての商品が店頭に並ぶ。「独学でソーセージやハムの作り方を身につけた」という村上社長は、若い頃にドイツへ渡り、ドイツ製法とレシピを携え日本に帰国。日本の食品文化に合った味を追求しながら、本場ドイツでも認められる本物のハムとソーセージを作り続けてきた。
本場ドイツの食肉加工協会が主催する世界最高峰の食肉加工品コンクール「2000年ズーファ」で金賞を受賞した「ゲンダーレンダーラオフ」は一押し。パリッと歯ごたえがよく、肉の旨味が口いっぱいに広がり、とても幸せな気分にさせてくれる。
商品作りにはとことんこだわっている。素材を厳選し、手間ひまかけ、保存料などの添加物を使わない。ハムやソーセージの他にも、ボリューム満点の「カツサンド」や「黒毛和牛と牛スジの辛味噌煮込み」などのお惣菜も人気。他にお弁当などもあり、アイテム数が豊富なので、晩ご飯のおかず選びが楽しくなる。
帰省する時など、手土産にすれば喜ばれること間違いないのがセット商品だ。2006年DLG金賞受賞の「ポークフランクフルター」が入った「グルメセット」は、他にも、豚肉の生地に緑のピスタチオを散りばめたソーセージ「ピスタチオリオナー」や、牛・豚肉の生地に赤・緑のパプリカを混ぜて香りと色合いを豊かに仕上げたソーセージ「パプリカリオナー」などなど、大満足のラインナップになっている。お手軽サイズの「グルメセット(S)」もある。
村上社長によると、養鶏場を経営していた父親の影響で鶏卵の卸業をしながら、鶏肉、豚肉、牛肉、やがてコロッケなどの惣菜も扱うようになったそうだ。若い頃には、食肉加工品の製造販売の許可を国からもらうため孤軍奮闘。大学にも足を運び必死に勉強をし、ドイツに渡って本場の技術も身につけるなど、紆余曲折を経て今がある。「私の人生は、はちゃめちゃ」と笑う村上社長は、80歳を過ぎても元気に店頭に立っている。
マイスタームラカミ
所在地:東京都武蔵野市境南町3-19-8
電話番号:0422-32-3166
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日・祝日
http://www.ham-murakami.co.jp