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江戸/東京の中心。利便性と歴史が魅力の街、中央区日本橋人形町

東京都中央区はその名の通り、東京23区のほぼ中央に位置する。江戸時代には五街道の起点とされ、江戸・東京の中心地として発展してきた。中央区の北、日本橋の北東に位置する日本橋人形町も、江戸時代に「椙森神社」の門前町として栄えた街だ。戦後は、長い歴史が醸し出す趣を残しつつも、金融機関をはじめとする大小の企業が建ち並ぶビジネス街へ成長している。

江戸時代から発展を続け、近年の再開発でさらに魅力あふれる街へ

江戸幕府誕生後、日本橋を起点に五街道が整備されると、日本橋周辺は陸路と水路の拠点として発展、江戸の暮らしを支える街になった。多くの人々が集まる地になったことから、当時の人形町や浜町では、人形芝居や歌舞伎など、芸能が盛んであった。現在も「お江戸日本橋亭」や「明治座」では、漫才や寄席、講談を楽しむことができる。

「日本橋」
「日本橋」
「人形町商店街」のシンボル「からくり櫓」
「人形町商店街」のシンボル「からくり櫓」
「水天宮」
「水天宮」

また、日本橋人形町の隣町にあたる本町や室町は、江戸時代から呉服店などが集まり、商業の中心地としてにぎわった。明治維新後は、多くの企業本社が集まるビジネス街へと変化。現在も「三井本館」や「日本橋三越本店 本館」などの名建築が残り、洗練された雰囲気が漂う。

日本橋の街を歩く
日本橋の街を歩く
夜の日本橋の街
夜の日本橋の街
「日本橋三越本店」正面入口のライオン像
「日本橋三越本店」正面入口のライオン像

近年では2014(平成26)年の「コレド室町2・3」オープンを皮切りに、大規模な再開発が進められている日本橋。2019(令和元)年9月には、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」により誕生した再開発ビルの中に、約30店舗が入るショッピング施設「COREDO室町テラス」もグランドオープンした。また、「日本橋一丁目中地区再開発」では日本橋川の水辺の整備も行われる。おしゃれなカフェなどの店舗が増えたり、船着き場が整備されたりすることで、新旧の魅力がさらに融合した街並みの形成が計画されている。

都内有数のショッピングタウン

日本橋人形町は暮らしの利便性にも恵まれている。特に買い物スポットの選択肢が豊富で、「日本橋三越本店」や「コレド室町」、「YUITO」など、都内有数のショッピング施設も徒歩圏内にあり、気軽に買い物を楽しむことができる。これらのスポットは近年、海外の観光客からも注目を集めているため、街を歩くと様々な言語が飛び交い、その人気ぶりがうかがえる。

エリア周辺には、手ごろな規模で目当ての本を探しやすい書店「文教堂 人形町店」、品揃えが豊富でカフェも併設する大規模書店「丸善 日本橋店」と、タイプの異なる書店があることもうれしい。

公共施設や医療機関も充実

「中央区 日本橋特別出張所」がエリアから近く、行政手続きなどを身近で済ませることが可能。「中央区立日本橋図書館」といった公共施設も気軽に利用できる距離にある。
医療機関も充実しており、「聖路加国際病院」、「国立がん研究センター 中央病院」、「三井記念病院」などといった高度な医療に対応する病院にも、「人形町」駅から東京メトロ日比谷線でダイレクトにアクセスできるほか、自動車でも15分ほどでアクセスできる。

都心ならではの利便性を享受しながら、歴史ある街ならではの落ち着きも感じられる中央区日本橋人形町。ここでは穏やかな暮らしを満喫できるだろう。

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