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春は花見、夏は花火と高校野球の会場に

富士森公園

JR中央線と京王高尾線の線路に挟まれる場所、八王子駅と西八王子駅の中間ほどに大きな公園が広がっている。スポーツ施設や子どもの遊び場などがあり市民に親しまれる公園、「富士森公園」だ。桜の名所としても知られている。JR「西八王子」駅から歩くと約10分。「八王子」駅からはバスが便利だ。

「富士森公園」は市制100周年記念事業の中心的事業として2017(平成29)年、毎年全国各地で開催されている花と緑の祭典「全国都市緑化フェア」の会場となり、「みどりの丘の花絵巻はちおうじ2017」が開催された。その際に公園全体がきれいに整備されていて、心地よい公園となっている。

「みどりの丘の花絵巻はちおうじ2017」が開催の際に建てられたモニュメント
「みどりの丘の花絵巻はちおうじ2017」が開催の際に建てられたモニュメント

「こども広場」にある大きな複合遊具もその際に整備されたもの。ローラー滑り台や筒状の滑り台の付いた幼児用のものと、小さい子どもでも遊びやすいものとの2つがある。そのほかにも、ターザンロープやブランコ、乳児用スプリング遊具なども設置されている。

様々な仕掛けのある幼児用複合遊具
様々な仕掛けのある幼児用複合遊具

「富士森公園」は、スポーツ施設がとても充実している。野球場は「大和ハウス工業株式会社」がネーミングライツ・スポンサーとなっており、その名も「ダイワハウススタジアム八王子」。ナイター施設や放送設備を有しており、高校野球の予選も行われる。また、「八王子まつりの花火大会」の打ち上げ会場ともなっている。「東京フットボールセンター八王子富士森競技場(富士森公園陸上競技場)」は、「みどりの丘の花絵巻はちおうじ2017」として使われた後、2020(令和2)年6月にリニューアルオープン。早朝や夜には無料で地域開放するほか、空いているときには一般開放も行っている。そのほかにも、砂入り人工芝コート6面を有する「富士森公園テニスコート」や、ロングパイル人工芝を有する「八王子富士森公園クーバー・フットボールパーク」など。「八王子市富士森体育館」も隣接している。

個人利用も可能な「八王子市富士森体育館」
個人利用も可能な「八王子市富士森体育館」

公園内にある「浅間神社」も特徴。「富士森公園」が誕生する以前からこの場に存在しており、今でも毎月、境内で「手仕事アートマーケット」や「骨董市」などのイベントが開催されるなど、地域住民に親しみのある神社だ。なお、「手仕事アートマーケット」は2021(令和3)年1月で第100回目の開催を迎えた。バッグや小物、植物雑貨、器、アクセサリー、針金細工など様々な手作り品が並ぶほか、パンやコーヒー、ケーキやクッキー、カレーなども含め50店以上が出店する。

大正天皇多摩陵から移設された「浅間神社」の「大正殿」
大正天皇多摩陵から移設された「浅間神社」の「大正殿」

仲間とスポーツをしたり、ファミリーで訪れて元気に遊んだり、ゆっくりと散策したり、イベントを覗いたりと、様々な楽しみ方のできる「冨士森公園」。市民の賑わいの絶えない公園だ。

富士森公園
所在地:東京都八王子市台町2-2 
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shise..




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