目黒区は東京23区の南西に広がり、古くから住宅地として発展してきた。中目黒二丁目は「中目黒」駅の南に位置し、住宅地として人気のエリアだ。

江戸時代には武家屋敷が誕生

目黒川や呑川が流れ、かつては湧水も多かった中目黒二丁目周辺は水が得やすいことから古くから人々の営みが行われており、「東山遺跡」や「諏訪山遺跡」など縄文時代の遺跡が数多く発見されている。

江戸時代の中目黒二丁目周辺には武家屋敷が設けられ、明治時代以降、こうした武家屋敷の一部は富裕層の邸宅として使われるようになった。中目黒から代官山へと続く坂道周辺には、「西郷山公園」や「菅刈公園」、「朝倉邸庭園」など当時の面影を残す場所が点在している。

また、江戸時代末期になると目黒川には多くの水車が設けられ、やがてこれらの水車は工業用の動力源としても用いられるようになった。こうして目黒川周辺は工業の街としても発展を遂げている。

近年、「中目黒」駅前では「中目黒GT」や「ナカメアルカス」といった再開発が完了し、「目黒区総合庁舎（目黒区役所）」など公共施設も移転し、目黒区の中心地としての機能も加わった。

東急東横線と東京メトロ日比谷線の2路線利用可能

中目黒二丁目は交通アクセスの利便性も高い。最寄りとなる「中目黒」駅から東急東横線の特急や急行に乗れば「渋谷」駅まで1駅3分。東急東横線は大部分の電車が東京メトロ副都心線に直通し、「新宿三丁目」駅や「池袋」駅にも乗り換えなしで移動できる。

東京メトロ日比谷線に乗れば「恵比寿」駅や「六本木」駅、「日比谷」駅方面にもダイレクトアクセスとなる。東京メトロ日比谷線は「中目黒」駅が始発で、朝の通勤時間帯でも少し待てば座って移動できるというメリットもある。

中目黒二丁目周辺には山手通りや国道246号など幹線道路が多く、自動車も使いやすい。首都高速3号渋谷線「池尻」出入口や「渋谷」出入口、首都高速中央環状線の「富ヶ谷」出入口も近く、高速道路にも短時間でアクセスできる。

日常の買い物から休日のショッピングまで自在に楽しめる街

中目黒二丁目は買い物も便利だ。スーパーマーケットは「まいばすけっと 中目黒5丁目店」や「東急ストア 中目黒本店」、「東急ストア プレッセ 中目黒店」と多くの店が充実。多彩な店が集まる商店街「目黒銀座商店街」や「中目黒西銀座商店街」もある。

目黒川沿いにはおしゃれな雑貨やファッションのショップが点在するほか、目黒通り沿いはインテリアショップが集中する「目黒インテリアストリート」となっており、散策がてらのウィンドウショッピングも楽しい。

自転車を使えば恵比寿や代官山、自由が丘、渋谷など人気のショッピングタウンにアクセスしやすいこともうれしい。

中目黒二丁目周辺は医療機関も多く、かかりつけに便利な各科のクリニックが揃うほか、「東京共済病院」や「厚生中央病院」など高度な医療を提供する病院が近いことも安心だ。

自然や文化に触れられるスポットも身近

中目黒二丁目周辺は緑に親しめるスポットも多い。目黒川沿いには桜並木があり、春には訪れる人々の目を楽しませてくれる。「中目黒公園」など公園が多いことも特徴で、「田道広場公園」は「目黒のSUNまつり」の会場としても知られる。

近現代の作家を中心に多数の美術作品を所蔵する「目黒区美術館」や20世紀後半以降の日本の彫刻家の作品を集めた「現代彫刻美術館」など美術館が充実するほか、画廊やギャラリーも集まり、気軽に芸術に触れることもできる。

緑が豊かでおしゃれなショップも多い目黒区中目黒二丁目。ここでは充実した日々を楽しめそうだ。