5人に2人以上が私立および国立中学校へ進学する文京区

白山エリアの教育環境を見ていく前に、まずは文京区全体の子育て・教育事情について見ていきましょう！
初めに、中学受験について考えてみます。
2018（平成30）年度の東京都教育委員会の報告を見ると、文京区の公立小学校の卒業者は1,346人、そのうち都内の国立および私立中学校への進学者は560人、つまり、約41.6%が私立や国立の中学校へ入学していることになります。これは東京23区平均の約18.4%をはるかに上回っており、23区で1位の数字です。約5人に2人は受験をして合格しているとなれば、中学受験をしない子のほうが少ない学校も珍しくありません。
物件通学区である「文京区立指ヶ谷小学校」も、日常的にICT機器を有効に活用し、個に応じた指導を行うなど授業の充実に取り組んでいます。

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今後はさらに私立志向が上昇するかもしれません。コロナ禍の長期休校期間中、私立中学校の64%がオンラインの活用に取り組んだとアンケート回答しているにも関わらず、文科省調べでは公立のわずか5%しかオンライン化を進めていなかったそう。既に中学受験が浸透している文京区は、これからの子育てファミリーに嬉しい環境と言えそうです。

参考：東京教育委員会『令和元年度公立学校統計調査報告書』

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国立附属校や中高一貫校といった進学校がたくさん

これだけ中学受験率が高い背景には、周辺にたくさんの国立・私立中学校が存在していることにも起因すると考えられます。
半径約1.5km圏内だけでも、東京大学への多くの合格者を輩出する私立女子校「桜蔭中学校」をはじめ、国立大学の研究校として設立された「東京学芸大附属竹早中学校」、私立中高一貫校の「淑徳SC中等部」や「東洋大学京北中学校」、「京華中学校」、「京華女子中学校」、「郁文館中学校」、「駒込中学校」などがあります。その他にも、文京区内には「筑波大学附属中学校」や「東京都立小石川中等教育学校」、「お茶の水女子大学附属中学校」といった国公立の有名中学校も揃っています。国立の中高一貫校は都内6校中、3校が文京区に集中しているのも特徴です。

なお、文京区には「東京大学本郷キャンパス」をはじめ、「文京学院大学本郷キャンパス」、「日本医科大学」、「東洋大学 白山キャンパス」、「中央大学 後楽園キャンパス」など、大学のキャンパスも多く存在しています。その数は、東京23区において千代田区に次いで第2位です。

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近代教育発祥の地であり、多くの文化人が住んだ街

そもそもこの辺りが今のような文教色の豊かな街となったのは、江戸時代にさかのぼります。
江戸城下の開発が進められると、この地には大名屋敷や武家屋敷が置かれ、「伝通院」など多くの寺社も創建されました。また、幕府直轄学校である「昌平坂学問所」も開設されました。明治期には「昌平坂学問所」のあった場所に筑波大学の前身である東京師範学校やお茶の水女子大学の前身である東京女子師範学校が作られ、東京大学の前身である官立東京大学も現在の場所に創設されました。

また、「東京大学」に近い物件南東の西片・本郷辺りには、多くの学者や文化人が住まいを構えました。言語学者・金田一京助が住み詩人・石川啄木が下宿した「赤心館」、石川啄木が移り住んだ「蓋平館別荘」、文学者・徳田秋聲が終焉を迎えた自宅、小説家・坪内逍遙が住み後に正岡子規、河東碧梧桐、高浜虚子などが青春時代を過ごした寄宿舎「常盤会」などがあり、街並みは今も当時の面影を残しています。

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幼児教育や受験塾も揃う恵まれた教育環境

教育に関心の高い文京区白山エリアには難関中学受験塾「啓明館 小石川校」や、中学受験から大学受験まで定評のある「パーソナルスタディー 白山小石川校」などがあります。また、中学受験専門の「日能研 巣鴨校」や「サピックス小学部 巣鴨校」や「四谷大塚 巣鴨校舎」が集まる「巣鴨」駅へもアクセスしやすく、小さな子どもでも安心して通わせることができます。

さらに、物件近くには幼児教育の「七田式 春日駅前教室」や「エルフ幼児教室」、幼稚園受験や小学校受験も対応する「チャイルド・アイズ 白山校」などもあり、小さな頃から受験に対応する力を身に付けていく環境も整っています。

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急ピッチで整備が進む保育施設と充実する子育て支援施設&制度

物件近くには幼児教育に力を入れる認可保育園「キッズガーデン文京春日」や小規模認可保育園「サンライズキッズ保育園 白山園」、グループホームを併設し高齢者との交流を日常的に行う「白山ひかり保育園」、2015（平成27）年に改築を行ったきれいな園舎の「文京区立さしがや保育園」などがあります。
2020（令和2）年4月には「明日葉保育園 西片園」も開園しています。文京区幼保一元化施設「文京区立柳町こどもの森」は、隣接する「文京区立柳町小学校」とともに改築を行っており、新施設開設時には認定こども園となる予定です。

2019（令和元）年度には認可保育園12園を含め小規模保育園や家庭的保育所、事業所内保育園などを開園、2018（平成30）年4月には100人であった待機児童が2019（平成31）年4月には46人まで減少するなど、文京区では待機児童改善策をとっていることも感じられます。
2021（令和3）年10月には、物件から歩いて7分ほどの場所にある「国家公務員研修センター」跡地に定員100名ほどの認可保育所が開園する予定です。ここには小学校低学年の児童80名程度を対象とした育成室も開所する予定。共稼ぎ世帯にはさらに嬉しい施設となります。

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子育てを助けて欲しい時の支援制度も充実しています。例えば「子育て訪問支援券事業」や「訪問型病児・病後児保育利用料助成制度」。
ベビーシッターサービスなどを利用する際にその金額の一部を負担してくれる嬉しい制度です。区立の保育園も心強い味方です。緊急一時保育事業やリフレッシュ一時保育事業などを行っていますし、電話や面談での乳幼児子育て相談も行ってくれます。2020（令和2）年からは文京区の保育所入所準備をサポートする『保育所案内アプリ』も登場しました。保育所マップや空き情報、申込スケジュールなどを簡単に調べることができます。

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多彩な遊びと学びのスポットが豊富に揃う

物件近くの子どもが楽しめる大型施設といえば、なんと言っても「東京ドームシティ」。遊園地「東京ドームシティ アトラクションズ」やアクティブに体を動かして楽しむことのできる屋内型スポーツ施設「スポドリ！」、屋内遊戯施設「ASOBono!（アソボーノ）」。さらには、見て触れて想像しながら宇宙を体感することのできる「宇宙ミュージアムTeNQ（テンキュー）」など、楽しいことがギュッと詰まっています。

都会の中にありながら自然が多いのも特徴です。「小石川後楽園」や「小石川植物園」、さらには「六義園」や「上野恩賜公園」などに足を伸ばし、ゆっくりと過ごすのもいいですね。

学びの場もバラエティに富んでいます。日本列島の生い立ちや地球の生物とその進化などを常時展示する「国立科学博物館」をはじめ、文京区の歴史や文化財を知ることのできる「文京ふるさと歴史館」、様々なアートに触れることのできる「東京都美術館」や「国立西洋美術館」、文化・芸術を楽しむことのできる「文京シビックホール」など。子どもの成長や興味に合わせて、知識や教養を深めていくことのできる環境が揃っています。

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子育て、特に子どもの教育環境に優れた文京区。住みやすい環境も整っています。大学が多いことから、「日本医科大学付属病院」や「東京大学医学部附属病院」など大学付属の大型病院が多く存在しています。いざというときに安心ですね。
また必然的に医師数も多くなり、人口1,000人あたりの全国市区町村の中でも文京区は2位にランクインしています。また、警視庁が発表しているデータでは、文京区の犯罪率の低さは23区中で1位です。中でも文京区の駅で見ると、「白山」駅周辺での犯罪数は最も少なくなっています。これも由緒ある大学が多くあり、住む人たちの防犯意識が高いからかもしれません。

参考：警視庁『区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数』

参考：東京都総務局統計部『令和元年度　学校基本統計（学校基本調査報告書）』

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発見ポイント！

• （1）国立・私立の名門中学校が多く、多くの子どもたちが中学を受験
• （2）古くから学問が根付き、住民の教育への高い意識
• （3）文京区の進む子育て支援施設の整備と支援制度の充実