再開発でオフィスやマンションが続々と誕生

東京23区の南東に位置する品川区では、近年、オフィスビルの整備が進み、都心の一角として発展してきた。とくに大崎エリアでは7大副都心のひとつに位置づけられ、再開発により大規模オフィスビル街が誕生している。

大崎エリアは明治時代以降に工場の進出が続き、工業地帯として発展した歴史を持つ。近年は産業構造の変化により、工場は移転。工場跡地にはオフィスのほかマンションも建てられ、ベッドタウンとしても注目されるようになった。

大崎エリアでは無秩序な開発を防止するため都市再生緊急整備地域に指定され、計画的なまちづくりが行われている。このためまちなみが整い、美しいことも魅力だ。地形的には武蔵野台地の高台にあり、浸水や地震の被害のリスクが比較的少ないのもうれしい。

JR山手線で都内主要ターミナルにダイレクトアクセス

大崎エリアの最寄りとなる「大崎」駅にはJR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、りんかい線が乗り入れ、交通アクセスの利便性も高い。JR山手線を利用すれば「品川」駅3分、「東京」駅16分、「渋谷」駅6分、「横浜」駅18分などターミナル駅にダイレクトアクセス可能だ。

「品川」駅から東海道新幹線、「東京」駅から東北・上越新幹線への乗り換えが容易で、「大崎」駅西口からは「羽田空港」、「成田空港」への直通バスも運行されているため、旅行や出張の際のアクセスもよい。2027（令和9）年にはリニア中央新幹線が開通予定で、「品川」駅から「名古屋」駅まで40分でアクセスできるようになるなど、さらなる利便性向上も期待される。

スーパーマーケットが身近で、大規模ショッピング施設も充実

大崎エリア周辺には「ライフ 大崎ニューシティ店」、「ライフ大崎百反通店」などスーパーマーケットが揃い、買い物環境もよい。大崎エリアの南には、人情味あふれる「戸越銀座商店街」が広がり、散策がてらの買い物を楽しめる。

大崎エリアの北側にはファッションを中心に多彩な店が集まる「TOCビル」があり、JR山手線に1駅乗れば「品川」駅直結の「アトレ品川」も使いやすい。JR山手線沿線には渋谷、新宿などの人気ショッピングタウンが多いのも魅力だ。

名店ぞろいで食べ歩きも楽しみに

大崎エリア周辺は「戸越銀座商店街」にある人気のそば店「蕎麦切り 翁」や気軽にフレンチを味わえる「ビストロ八木商店」など名店が多く、古くからグルメのまちとして知られている。とくに東急池上線の高架下とその周辺には台湾式の朝食を提供する「東京豆漿生活」などおしゃれな店が集まり、注目されるようになった。近年は「ゲートシティ大崎」内のアイリッシュパブ「ザ・シャノンズ」などの人気店も誕生している。

公共施設や医療機関が揃い、気軽に利用できる

大崎エリア周辺は公共施設も充実している。「大崎」駅西口の「大崎ウエストシティタワーズ」内、「スポーツクラブNAS大崎」前にある「大崎第二地域センター」では行政手続きができるほか、集会室などの施設を利用可能だ。「品川区立大崎図書館」、「品川区立大崎図書館分館」も近く、気軽に読書を楽しめる。

現代感覚あふれた新しいタイプの美術館を目指して造られた「Ｏ美術館」や歴史家の久米邦武氏と洋画家の久米桂一郎氏の資料や作品を展示する「久米美術館」など文化施設も豊富で、ちょっとした時間に芸術に触れることもできる。

大崎エリア周辺には「シンクパークタワー」内の「大崎女性のためのクリニック」などかかりつけに便利なクリニックも揃い、体調を崩した際も安心だ。「NTT東日本 関東病院」など高度な医療に対応する病院も近い。

利便性だけでなく緑や歴史も漂う

大崎エリアは都内を代表する邸宅街として名高い城南五山の一つに数えられる御殿山エリアに隣接しており、穏やかな環境に恵まれている。大崎エリアの西は江戸時代には存在していたといわれる古社「大崎鎮守 居木神社」の緑が寄り添う。近年は再開発による緑地も整備され、まちの潤いが増えた。目黒川沿いには桜並木もあり、春には美しい風景が人々の目を楽しませる。

計画的にまちづくりが行われた大崎エリアでは優れた利便性を享受しつつ、緑や歴史の潤いも感じられる都内では稀有な住宅地といえよう。