下町情緒に再開発による利便性向上が加わる

葛飾区は東京23区の東部に位置し、下町情緒漂う住宅地が広がり、住まいの場として人気が高い。「京成立石」駅周辺に広がる立石エリアは人情味あふれた商店街で知られ、散策がてらの買い物やグルメも楽しい。京成押上線や国道6号など交通アクセスに恵まれ、中川や荒川の潤いが身近で桜並木など季節の移ろいも感じられるベットタウンだ。

「京成立石」駅周辺では京成押上線の高架化工事が行われており、「京成立石」駅の南北で複数の再開発が進められている。これらが完成すれば、線路の南北の移動がスムーズになり、駅前広場やショッピング施設に加え、「葛飾区役所」の新庁舎など公共施設が整備されるなど、さらなる利便性向上も期待できる。

ものづくりのまちとして発展

かつて、立石エリア周辺には玩具に使われる素材を加工する工場が集まり、「玩具のまち」として知られていた。こうした歴史を伝えるため、「渋江公園」には1914（大正3）年に誕生したセルロイド工場にちなんだ記念碑が建てられている。

現在もものづくりが盛んで、金属加工などを行う企業や工場が点在している。葛飾区発祥の玩具メーカー「タカラトミー」もその一つで、現在は立石エリアに本社を構えている。また、一部の工場ではワークショップなどものづくりを体験できるイベント「かつしかライブファクトリー」も開かれており、スケジュールを確かめて参加するのもよい思い出になるだろう。

都心や「羽田空港」にダイレクトアクセス

立石エリアは交通アクセスの利便性の魅力だ。「京成立石」駅から利用できる京成押上線はほぼすべての電車が都営地下鉄浅草線に直通しており、「日本橋」駅まで約18分、「新橋」駅まで約22分と都心部に短時間でアクセスできる。

京急本線、京急空港線に直通する電車もあり、「羽田空港」や「横浜」駅、「三浦海岸」駅などにもダイレクトアクセス可能。「青砥」駅か「京成高砂」駅で京成成田スカイアクセス線に乗り換えれば、「成田空港」にも約45分でアクセスでき、レジャーや出張の際のアクセスもよい。

国道6号や環七通りなど幹線道路も多く、自動車も使いやすい。国道6号を西に向かえば、首都高速中央環状線の「四ツ木」出入口があり、「堀切」Jctから首都高速6号三郷線に入れば、都心方面にもスムーズにアクセスできる。

スーパーマーケットや商店街が身近

立石エリア周辺には「ヨークフーズ立石店」などスーパーマーケットが複数あり、買い物も便利だ。「京成立石」駅南側の「まいばすけっと立石駅南」は朝7時から深夜24時まで営業しているほか、「ビッグ・エー 葛飾東立石店」は早朝4時から深夜2時まで営業しており、夜遅くに必要な物あっても買い物できる。

「京成立石」駅周辺には『アド街ック天国』で1位に輝くなど立石エリアのシンボルとして親しまれる「立石仲見世共盛会」をはじめ、5つの商店街が広がる。下町情緒あふれるこれらの商店街には、長い間地域の人々に親しまれた店が並び、今も多くの人でにぎわう。「京成立石」駅周辺の各商店街は「立石商店連合会」を結成し、盆踊り大会や神社のお祭り、「立石フェスタ」などのイベントを開催している。折に触れてこのようなイベントを楽しむのも、このエリアならではの楽しみだろう。

少し足を伸ばせば、「青砥」駅直結の「ユアエルム 青戸店」をはじめ、環七通り沿いの「アリオ亀有」、「押上」駅近くの「東京スカイツリータウン」など大規模ショッピング施設も使いやすく、多彩な買い物ニーズを満たせる。

気軽に楽しめるグルメが揃う「せんべろのまち」

「京成立石」駅周辺はレトロな雰囲気のグルメ店が並び、手ごろな価格で食と酒を楽しめることから「せんべろのまち」として知られている。なかでも「宇ち多゛ (うちだ）」は遠方から訪れる人が多く、行列が絶えない人気店だ。ほかにも「ミツワ」、「江戸っ子」、「ホルモン屋」などもつ焼きの名店が集まる。

ほかにも、本場大阪の味を楽しめる串かつの「毘利軒」、老舗のかまぼこ店が営む「おでん丸忠」、若鶏の唐揚げで名高い「鳥房」、多彩な惣菜をつまみに酒を楽しめる「たみちゃん」など根強い人気を誇るグルメ店が多い。お気に入りの店を見つければ、この地での暮らしがさらに豊かになりそうだ。

医療機関や公共施設も充実

立石エリア周辺にはかかりつけに便利な各科のクリニックが揃い、体調を崩した際にすぐに診察してもられる。内科、外科、脳神経外科、呼吸器内科など多くの診療科を持ち、救急にも対応する「平成立石病院」、休日の病気やけがに応急処置を行ってくれる「立石休日応急診療所」が近いことも心強い。

立石エリアは「葛飾区役所」や「葛飾区立立石図書館」など公共施設が身近で、行政手続きや公共サービスの利用も簡単だ。

水と緑に親しめるスポットも多い

立石エリアでは自然に親しめるスポットも近い。エリアの西にある「渋江公園」は開放的な芝生広場のほかテニスコートがあり、のびのびと体を動かせる。ブランコやすべり台など遊具コーナーもあり、子どもにも人気が高い。夏には水遊びができるシャワーもある。

立石エリアの北を四ツ木から亀有まで3kmにわたって続く「曳舟川親水公園」は木々の間に水路が設けられ、水遊び場も設けられている。日々の散策や夏の水遊びの場として、地域の人々に親しまれているスポットだ。

立石エリアの南に延びる「かわばたコミュニティ通り」や 「京成立石」駅の北から「葛飾区役所」方面に延びる「立石さくら通り」には桜並木があり、春にはそれぞれさくらまつりが開かれる。中川沿いにも遊歩道が整備されており、散歩やジョギングを楽しめる。

交通アクセスや買い物環境に恵まれ、下町ならではの人情や自然も身近な立石エリア。ここでは穏やかな暮らしを満喫できるだろう。