足立区内でも閑静な佇まいが魅力的な住環境

足立区は東京23区の北東部に位置し、荒川や隅田川、「舎人公園」など自然も身近なエリアだ。とくに足立区の西寄りに位置する西新井大師西エリアは、足立区内でも住宅や公園などが多く、閑静な佇まいに恵まれている。

西新井大師西エリア付近には2008（平成20）年に日暮里・舎人ライナーが開通し、「西新井大師西」駅が開業した。これにより、西新井大師西エリアも急速に発展。日暮里・舎人ライナーの利用者も開業当時は1日平均約55,000人であったが、10年後の2018（平成30）年には約89,000人まで増加しており、沿線の発展ぶりがうかがえる。

「西新井大師西」駅から日暮里・舎人ライナーを利用すれば、「西日暮里」駅まで7駅約11分、「日暮里」駅まで8駅13分と短時間で到着する。「西日暮里」駅でJR山手線に乗り換えれば、「池袋」駅までの所要時間は29分、「新宿」駅までは38分だ。

また、周辺の主要駅となる「西新井」駅まではバスでも行くことができ、「西新井大師西」停留所からはバスに乗車すれば約12分でアクセス可能となっている。

都内有数の古刹「西新井大師」

西新井大師西エリアはその名の通り、「西新井大師」の西に位置する。「西新井大師」は正式には「五智山遍照院總持寺（ごちさんへんじょういんそうじじ）」といい、平安時代に空海がこの地を訪れた際に建立したと伝えられる古刹だ。

今も初詣や節分、夏の「西新井大師風鈴祭り」など季節の行事を中心に多くの人が訪れる。また、毎月21日は「弘法大師ご縁日」で、約200店舗の露店が並び、大いににぎわう。とくに12月21日に開催される縁日は「納めの大師」と呼ばれ、熊手やだるまなどの縁起物を求める人々が集まる。

「西新井大師」の牡丹園は「西の長谷寺・東の西新井」とも呼ばれる牡丹の名所だ。春には約2,500株もの牡丹が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませる。

広大な緑地が心地よい「舎人公園」

西新井大師西エリアの北には約65ヘクタールという規模を誇る「舎人公園」が広がる。1981（昭和56）年に最初のエリアが開園し、順次拡大されてきた。園内には野球場、テニスコート、陸上競技場、バーベキュー広場など多彩な施設があり、思い思いのひと時を過ごせる。夏のウォータースライダーや冬のソリゲレンデなど季節の楽しみも多い。

西新井大師西エリア周辺ではさらに快適な街を目指して、「江北まちづくり」エリアとして基盤整備が進められている。現在改修が進んでいる「上沼田東公園」は、より多くの人が安全に楽しめる施設となる予定であり、さらに「江東区立高野小学校」跡地に多目的広場を中心としたスポーツと健康づくりが楽しめる施設を整備する計画もあり、周辺の公園環境は大きく進化を遂げようとしている。

再開発で誕生した「西新井ヌーヴェル」は自転車で約10分

西新井大師西エリアからは東武スカイツリーライン「西新井」駅へもフラットな道のりで、自転車なら10分強でアクセスできる。「西新井」駅から「とうきょうスカイツリー」駅には約16分、「浅草」駅には約18分で到着し、「東京スカイツリー」や浅草エリアでのレジャーに便利だ。

「西新井」駅の西側は再開発で「西新井ヌーヴェル」と呼ばれる新しい街が誕生した。ここには約100店舗の専門店のほかシネマコンプレックス「TOHOシネマズ西新井」などが入る「アリオ西新井」もあり、買い物ついでに映画鑑賞も楽しめる。

ほかにも食料品からファッション、雑貨など約60店舗が入る「PASSAGGIO（パサージオ）」のほか、フィットネスクラブ「セントラルウェルネスクラブ24 西新井」やスーパー銭湯「THE SPA 西新井」といった多彩な施設が集まる。

近年注目度アップの「西日暮里」駅、「日暮里」駅周辺も生活圏内

日暮里・舎人ライナーを使えば、西日暮里エリアや日暮里エリアも身近だ。「西日暮里」駅付近では空き物件となっていたビルがリニューアルされ、150種類のビールが楽しめる「NIGHT KIOSK」などが入る「西日暮里スクランブル」が誕生。おしゃれな空間として注目されるようになった。

「日暮里」駅にはエキナカショッピング施設「エキュート日暮里」が広がり、「日暮里」駅西口には「谷中銀座商店街」や「よみせ通り」といった情緒漂う商店街もある。「日暮里」駅と「西日暮里」駅の間にあるフェルト生地工場がベーカリーカフェと書店にリノベーションされた「ひぐらしガーデン」も人気だ。

大規模ショッピング施設や長い歴史を誇る寺院など、下町の魅力を満喫できるエリアに隣接する西新井大師西エリア。ここでは暮らしに多くの彩を加えられるだろう。 

「舎人公園」の緑が寄り添う、日暮里や西日暮里にも近い西新井大師西エリアの暮らしの魅力
所在地：東京都足立区