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江東区初の施設一体型小中連携校

江東区立有明小学校

平成23年4月の開校より6年目を迎える「江東区立有明小学校(以下、有明小学校)」。江東区で初となる“施設一体型”の小中連携校として新たに設置され、ひとつ屋根の下の「江東区立有明中学校(以下、有明中学校)」とともに、小中連携教育が推し進められている。

江東区立有明小学校
江東区立有明小学校

教育目標に掲げられている「学び続ける人」「心豊かで、思いやりの有る人」「明るく、健やかな人」は、「有明中学校」とともに9年間を見据えた小中連携教育が目指す共通した理念で、「毎日、笑顔で過ごすことができる学校」を児童にとってのあるべき学校像として示している。

江東区立有明小学校
江東区立有明小学校

江東区教育委員会の「研究開発校」として平成26年度に発表された報告によると、「有明小学校」から「有明中学校」に進学した生徒には不登校になった子どもがいないというひとつの結果が導き出され、いわゆる“中1ギャップ”を解消する小中連携教育の成果が認められた。

 

江東区立有明小学校
江東区立有明小学校
有明中学校との連携も図る
有明中学校との連携も図る

開校より6年目を迎える今年度は、「有明中学校」とともにさらなる“連携”を推し進める予定で、平成28・29年度の2年間の取り組みとして、江東区教育委員会が指定する「研究開発校」として、ICTを取り入れた“アクティブラーニング”にも取り組んでいる。

ハード面ではすでに全教室に導入されている実物投影機とプロジェクター、スクリーンの他に、来年度よりタブレット端末を含めて86台のパソコンが新たに導入される予定だ。

授業では実物投影機が使われている
授業では実物投影機が使われている

限られた授業時間のなかで子ども同士の対話を必要とする“アクティブラーニング”を進める上では、ICTの活用は必須とも言える取り組みで、理想的には小学校・中学校で同じようなスタイルの授業を展開し、子どもたちの主体的、能動的に学ぶ意欲を高めていく計画だ。

江東区立有明小学校
江東区立有明小学校
子どもたちが主体となって学べる環境
子どもたちが主体となって学べる環境

また、2015年10月にスタートした“金管バンド”も小中連携教育を推進する「有明小学校」ならではの新しい取り組みのひとつで、4年生以上の有志約70名が週3〜4日の頻度で活動を行っている。

専門の音楽教諭が配置されてからわずか1年半後には、区の大会で銅賞をおさめるほどの実力を備え、地域の行事やイベントをはじめ、「有明マンション連合自治会」が企画・運営した「有明まつり2016」でも演奏を披露し、活動の幅を着々と広げている。

小中連携の金管バンド
小中連携の金管バンド
江東区立有明小学校
江東区立有明小学校

「2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、地元で開催される競技のセレモニーや関連イベントなどで演奏させてあげたい!」と喜多好一校長も語る通り、具体的な目標へと向かって取り組む活動の様子は子どもたちの間でも評判のようで今後の活躍にも期待したい。

喜多校長
喜多校長

「まずは地域の方に有明小学校の取り組みを知ってもらうことが大切」と、学校のPRにも積極的な喜多校長にお話を伺うと、今後、有明地区でも「学校地域支援本部」が設置される予定のため、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを育てていく学校活動への参画に興味・関心のある方はぜひ問い合わせていただきたい。

江東区立有明小学校
所在地:東京都江東区有明2-10-1 
電話番号:03-3527-5101
http://ariake-sho.koto.ed.jp/




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