杏’s cafe(アンズカフェ)
西武新宿線「花小金井」駅北口を出て「東部市民センター前」の交差点を左に曲がると現れるアジアンカフェ「杏’s cafe(アンズカフェ)」。落ち着いた暖色の外壁に、店の杏仁豆腐のようにやわらかく愛らしい雰囲気の店のロゴが掲げられており、女性をはじめ誰でも入りやすい親しみのある外観の店だ。
店内は、バリとタイをイメージしたというアジアンテイストな空間が広がっている。ラタンチェアをはじめ、ナチュラル素材の家具や愛らしいアジアン雑貨が置かれたブラウンカラーを基調とした空間は、訪れた客にゆとりと寛ぎを与えてくれる。入口手前には2~4人掛けのテーブル席が数席、さらに奥にはカウンター席が6席あり、一人客から複数名のグループ客まで利用しやすい空間づくりがなされている。
店の売りはもちろん、店名にもなっている杏仁豆腐。もともとこの店は、中華料理のコックをしていたオーナーの中川さんがまだまだ巷への普及が少ない本格派の杏仁豆腐を作ろうと2007(平成19)年にオープンしたという経緯がある。杏仁豆腐は、漢方薬としても使われる杏子の種の中にある「杏仁(きょうにん)」を原料とした漢方食材。店も“医食同源”をコンセプトに掲げ、からだにやさしい杏仁豆腐を提供している。杏仁の中でも極上の種類のものをブレンドし贅沢に仕上げた杏仁豆腐となっており、お茶やご飯を目的に来る客だけではなく、杏仁豆腐を買いに訪れる客も多い。
そんな店の人気商品である杏仁豆腐は、定番のシンプルな杏仁豆腐の他、トマトゼリーやキャラメルナッツ、北海道丹波産の黒豆を紅茶で5時間煮込んだシロップを合わせた「黒豆紅茶煮の杏仁豆腐」や「愛玉子の杏仁豆腐」などの珍しいものまで9種類もの異なるテイストが提供されている。どの種類も、滑らかな舌ざわりと程よい甘さ、そして上品な香りの杏仁豆腐との相性がよくたいへん食べやすいものとなっている。
杏仁豆腐の他にも、酒類豊富なアジアンティーやコスパのよい中華のランチメニューなども提供しており、そんなオールマイティな商品展開も店の人気の理由のひとつ。杏仁豆腐好きだけでなく、花小金井へ来たらまずチェックしておきたいお店だ。
杏’s cafe(アンズカフェ)
所在地:東京都小平市花小金井1-3-14
電話番号:042-450-3141
営業時間:10:30~15:30、17:00~22:30(土・日曜日、祝日は10:30~22:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
http://www.cafe-ans.com/