「小石川植物園」の緑が彩る文教の街、文京区千石二丁目
文京区千石二丁目は東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅と都営地下鉄三田線「千石」駅の間に位置するエリアだ。文京区は古くから文教の街として発展し、今も千石二丁目周辺には多くの教育施設が集まる。また、「小石川植物園」や「教育の森公園」など豊かな緑にも恵まれ、住宅地としても良好な環境に恵まれている。
江戸時代から続く文教の街
江戸時代、「湯島聖堂」や「昌平坂学問所」が置かれたことから、文京区の文教の街としての歴史が始まった。
明治以降は「昌平坂学問所」の跡地やその周辺に「東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)」や「東京高等師範学校(現・筑波大学)」、「東京府女子師範学校(現・東京学芸大学)」、「東京医学校(現・東京大学)」といった教育施設が誕生し、現在の文教エリアの礎が築かれている。
また、現在の千石二丁目周辺は江戸時代に多くの大名屋敷があった場所で「六義園」や「占春園」はかつての大名屋敷の庭園をルーツとしている。幕府の祈願寺であった「護国寺」や徳川将軍家の菩提寺「伝通院」など、江戸の歴史を感じられるスポットも多い。
文教エリアならではの恵まれた教育施設
千石二丁目で暮らすことを考えると、文教エリアとして発展してきたことから教育環境に恵まれていることが魅力になる。
不動産・住宅情報サイトの「HOME’S」の「2013年度 東京都 子育てファミリー層の生活実感値ランキングベスト20」によると、文京区の子育て総合順位は調査対象となった東京都内の42市区中第3位に輝いた。とくに「地域の教育水準の高さ」や「公立学校の質」、「幼稚園や学校の充実」といった教育・子育てに関連する項目の評価が高くなっており、文京区の教育環境のよさが裏付けられたといえよう。
千石二丁目周辺には「お茶の水女子大学」とその附属校をはじめ、「筑波大学」や「東京学芸大学」の附属校、「東京都立小石川中等教育学校」など多くの教育施設が集まる。これらの教育施設周辺は都市計画法上の文教地区に指定され、閑静な環境が保たれていることは、暮らしの場としても魅力になるだろう。
また、文京区では地域住民の教育への意識が高いこともあり公立小学校の評判がよく、私立中学校受験を目指す児童が多いといわれている。国立などの有名小学校を受験する子どもも多いことから、受験に強いといわれる幼稚園や幼児教室が集まっていることもうれしい。
豊かな緑と暮らせる街
千石二丁目周辺は公園や緑地が多いことも特徴だ。エリアの南東に隣接する「小石川植物園」は江戸幕府が開いた「小石川御薬園」がルーツという歴史を持つ。現在は「東京大学」の実習施設として利用されているが、一般にも公開されており、四季折々の美しい風景を楽しめる。
エリアの南西には「教育の森公園」の緑が広がる。ここは「東京教育大学」が「筑波大学」となって現在のつくば市に移転した跡地を整備した公園だ。
文化に親しめるスポットも充実
文京区は文教エリアとして発展した歴史もあり、住民の文化に対する意識が高いともいわれている。千石二丁目周辺にも「お茶の水女子大学」や「放送大学 東京文京学習センター」の公開講座やセミナー、「文京スポーツセンター」の教室など生涯学習の選択肢が多いことも魅力になる。
文教エリアならではの落ち着いた雰囲気を持つ文京区千石二丁目は、他のまちにはない風格を漂わせる。