旧甲州街道 八王子宿
甲州街道は、江戸から内藤新宿、八王子、甲府を通り、信濃国の下諏訪宿で中山道と合流する、江戸幕府によって整備された五街道のうちの一つ。街道中の宿場は38ヵ所。この街道はそもそも、徳川家康が江戸城陥落の場合に、甲府までの将軍の避難路として利用されることを想定して造成されたものなのだという。
現在の八王子市には、八王子横山十五宿と呼ばれる宿場があり、短い距離の中で宿場がひしめきあっていたらしい。その名残りを記すのが、この「旧甲州街道 八日市宿跡」である。「八王子市夢美術館」のそばにあるから、近くを通ったらぜひご覧いただきたい。
旧甲州街道 八王子宿
所在地:東京都八王子市八日町ほか