交通アクセスの利便性向上で急速に発展

練馬区は東京23区の北西に位置し、都心にアクセスしやすく、緑にも恵まれた街として注目されてきた。

東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線の「平和台」駅周辺に広がる平和台エリアは東京メトロ有楽町線の開通で都心へのアクセスが大幅に向上した。その後も都営地下鉄大江戸線「練馬春日町」駅開業、環八通り全通など交通アクセスが充実。2008（平成20）年の東京メトロ副都心線開通により「平和台」駅からは2路線が利用できるようになった。

平和台エリアでは交通利便性の向上とともにショッピング施設やグルメ店、公共施設も増えた。一方で今も畑や公園などが多く、緑豊かで落ち着いた環境に恵まれている。

「平和台」駅から東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線の2路線が利用可能

最寄りとなる「平和台」駅には、東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線が乗り入れる。東京メトロ有楽町線で「永田町」駅や「銀座一丁目」駅、東京メトロ副都心線で「新宿三丁目」駅や「渋谷」駅など東京都内の主要駅にダイレクトアクセス可能。東京メトロ副都心線は、東急東横線、みなとみらい線に直通しており、「中目黒」駅や「横浜」駅、「みなとみらい」駅、「元町・中華街」駅に乗り換えなしでアクセスできる。さらに、2023（令和5）年3月開業の相鉄新横浜線・東急新横浜線にも乗り入れており、東海道新幹線の停車駅「新横浜」駅に乗り換えなしで到着できるようになった。

平和台エリアからは東武東上線「東武練馬」駅、都営地下鉄大江戸線「練馬春日町」駅も自転車でアクセスできる距離にある。いずれも道のりはほぼ平坦で目的地に合わせて選択可能だ。

平和台エリアには「練馬」駅、「赤羽」駅、「光が丘」駅、「池袋」駅などへ向かうバス路線があり、電車では乗り換えが必要な「赤羽」駅や「光が丘」駅などはバスならダイレクトにアクセスできる。

近隣に「アコレ 平和台駅前店」などスーパーマーケットが充実

平和台エリア周辺にはショッピング施設も多い。「平和台」駅近くには深夜1時まで営業している「アコレ 平和台駅前店」のほか、深夜0時まで営業している大型店の「ライフ平和台」など複数のスーパーマーケットがそろう。「平和台」駅の南にある「ヨークマート 練馬平和台店」は宅配サービスを行っているほか、クリーニング店も併設しており利便性が高い。

平和台エリア付近の環八通り沿いには「ウエルシア 練馬平和台店」、「あゆみBOOKS 平和台店」、「ヤマダデンキ テックランド 平和台駅前店」といったロードサイド型の専門店も充実する。

公共施設も身近にそろう

平和台エリアは公共施設も使いやすい。行政手続きは「練馬区 早宮区民事務所」で可能。「練馬区立平和台図書館」や「練馬区立平和台体育館」も近隣にあり、気軽に利用できる。「練馬警察署 早宮交番」に近いのも安心だ。

石神井川沿いの桜並木など自然も豊か

平和台エリアには自然を感じられるスポットもある。平和台エリア付近を流れる石神井川沿いには桜並木があり、春にはお花見を楽しめる。石神井川沿いには「城北中央公園」をはじめ、「練馬区立 高稲荷公園」や「練馬総合運動場公園」など公園も点在。平和台エリアから北に向かえば、四季折々の風景が美しい「田柄川緑道」も延びている。

今も練馬大根の生産が行われている街

現在の練馬区は武蔵野台地上で関東ローム層の土壌が畑作に適していたことから、大根やニンジン、ゴボウなどの生産が盛んに行われるようになった。かつては約3,000戸の農家があり、練馬大根や中の宮ごぼう、中の宮にんじんは特産品として知られていた。現在も都営地下鉄大江戸線「練馬春日町」駅近くの「愛染院」参道には「練馬大根碑」が立ち、こうした歴史を感じられる。

平和台エリア周辺には、今も畑が多く残る。「渡戸農園 農産物直売所 すずしろ」や「ファーム渡戸 農産物直売所」などの直売所で新鮮な野菜が手に入るのもこの街ならではの魅力だ。

練馬大根の栽培も行なわれており、加工品のたくわんも生産されている。中央部が太い練馬大根は引き抜くために通常の大根の3～5倍の力が必要とされる。こうした特徴を生かしたイベント「練馬大根引っこ抜き競技大会」も毎年、開催されており、多くの人で盛り上がる。

都心にアクセスしやすく、買い物が便利で、緑も豊富な平和台エリア。ここでは穏やかな暮らしを満喫できるだろう。

2路線が使える「平和台」駅。緑豊かで買い物環境も充実し、快適な暮らしを実現できる練馬区平和台エリア
所在地：東京都練馬区