パティスリーウルソン 武蔵境店
学生たちが多く行き交う亜細亜大学通りに面したアットホームなパティスリー。カウンター越しにキッチンが見える店内には約100種類のケーキと焼菓子が所せましと並べられ、まさに「お菓子の宝石箱」といった雰囲気を感じさせる。
都内の複数の洋菓子店で修行を積んだオーナーが、府中市に「パティスリーウルソン」の1号店を開いたのは1993(平成5)年のこと。武蔵境店はその4年後にオープンした2号店にあたる。店名の「ウルソン」はフランス語で「こぐま」という意味。お店のロゴや商品のデザインになっているかわいいこぐまは子どもたちにも愛される店のシンボルだ。
「子どもたちがお小遣いを握りしめて来れるような洋菓子屋さん」がお店のコンセプト。今もケーキは300円台・400円台、焼菓子は100円台の商品を中心に取り揃え、普段使いのお店として地元住民の支持を集め続けている。
種類の豊富さも創業時から変わらないこだわりのひとつだ。約50種類のケーキは「フランボワーズ」、「レアチーズ」、「和栗」という人気商品に加えて、ウルソンにしかないオリジナルスイーツも充実。オーナーの故郷・沖縄の黒糖を使った「黒糖」のほか、「瀬戸内レモンケーキ」のようにシェフが産地で出逢った名産品とのコラボ商品も数多い。夏は桃やマンゴーなどのフルーツを、冬はチョコレートを使ったラインナップを展開するなどシーズナリティに敏感なところもポイントだ。バースデーケーキにもぴったりなケーキも取り揃えている。
同じく約50種類揃う焼菓子も見逃せない。伝統の「ダックワーズ」や「マドレーヌ」のほか、愛されキャラの子熊をかたどった「くまちゃんのおやつ」など、思わず「かわいい」と唸ってしまうものばかり。さらに地元を走るコミュニティバスとコラボした「タイヤの焼ドーナツ」は、乗り物好きのキッズにはたまらないアイテム。また、シックな箱の詰め合わせとカジュアルな箱の詰め合わせがあるので、手みやげ選びの際にも贈るシーンに合わせたチョイスができる。
「この地域にもマンションが次々とできて若いご家族が増えています。これからも伝統を守りながら新メニューにもチャレンジして、新しいお客様にも“選ぶ楽しさ”を届けていきたいです」と店長。店舗の斜め向かいに駐車場もあるのでドライブついでに立ち寄ってみるのもいいだろう。
パティスリーウルソン 武蔵境店
所在地:東京都武蔵野市境2-23-8
電話番号:0422-51-0030
営業時間:10:00~19:30
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
https://www.patisserie-ourson.co.jp/