横浜市営地下鉄「センター南」駅から徒歩5分。「都筑中央公園」は、港北ニュータウン土地区画整理事業により生まれた、 グリーンマトリックスシステムの機能を担う公園である。都筑区最大、19.6ヘクタールの広さを誇る公園で、四季を通してさまざまな野鳥や草花を愛でることができる。のんびりと遊歩道を歩いていると、鳥の鳴き声がリズムよく響き心地よい。

公園の南側には、3,000平方メートルの都市型広場があり、さまざまなイベントが催される。 4,000平方メートルの広さを誇る宮谷戸大池は、湧き水を利用した生物の多様性を図る取り組みが行われている。自然を全身で感じながら散策や休憩、運動を楽しむことができる。

公園の北側は、1997（平成９）年から都筑区のパートナーシップ推進モデル事業に選択され、里山型公園となっている。“自然を活かして、施設は最小限にする”、 “自然を親しめる公園とする”、“自然の保全と修復”の３つの基本方針のもと、休憩所や炭焼き施設が設置されている。里山倶楽部会員により湿地・田畑・雑木林などの保全作業が推進され、ふるさとを偲ばせる施設・環境を整えた公園に姿を変えている。

人工施設の設置を極力押さえているため、園内には数百種にのぼる樹木や草花が生育し、数多くの野鳥や昆虫が飛来・生息している。春はレンゲやフキノトウ、ハナミョウガ。夏はキキョウにアジサイ、ニワゼキショウ。秋はムラサキシキブやホトトギス、冬はナンテン、カラタチバナ、白梅など本当に多種多様な草花が咲いているので、散策をしながら自然観測するのも楽しそう。アオサギやカワセミ、カルガモやセキレイ、コサギなどの野鳥のさえずりを聞きながらゆったりと流れる時を感じるのもいいだろう。

「都筑中央公園」では、カブトムシの越冬幼虫観察会やシイタケの植菌、炭焼き体験や竹細工を作るイベントなど、家族で楽しめる催しが一年を通して開催される。中川エリアは自然と身近に触れ合える住環境がそろっている。

都筑中央公園
所在地：神奈川県横浜市都筑区荏田東4-11 
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/..