新たなランドマークの誕生により生まれ変わる横浜駅西口エリア
終日多くの人が行きかう「横浜」駅西口では現在、2020年完成を目標とする駅ビル2棟の建設を含む大規模再開発プロジェクトが進行しています。駅ビルの駅前棟は「ニュウマン横浜」・「CIAL横浜」・「T・ジョイ 横浜」などの商業施設が入る「JR横浜タワー」に、鶴屋町棟はホテル、フィットネスクラブ、駅前パーキングなどが入る「JR横浜鶴屋町ビル」になる予定です。また駅ビル建設に先駆け、西口地下には2019年末に新しい連絡通路が開通しており、これまで移動に必要だった地上への上り下りが解消されて横浜駅中央通路から西口地下街へのアクセスがいっきにスムーズになりました。そんな横浜駅西口再開発の様子をレポートします。
これまでも着々と整備されてきた「横浜」駅
「横浜」駅西口の中央自由通路とジョイナス地下街を繋ぐ地下連絡通路が2019年12月に開通し、これまで不便だった駅構内での移動が大幅に改善されました。 観光客向けだけではなく、地域住民の暮らしを支えるインフラ作りが着々と進んでいます。
快適かつ安全なバリアフリー仕様の通路
横浜駅の新たなランドマークが誕生
2020年の東京オリンピック・パラリンピック前の開業を目指す(仮称)横浜駅西口開発ビル計画にて建設されるランドマークの名称が「JR横浜タワー」「JR横浜鶴屋町ビル」に決まりました。 併せて、JR「横浜」駅と複数の施設をつなぐ通路の整備も予定されており、西口周辺の歩行者ネットワークのさらなる充実が期待されます。
駅前棟は「JR横浜タワー」に決定
JR 横浜タワー内の商業ゾーンは、「NEWoMan 横浜(1F~10F)」、「CIAL 横浜(B3F~B1F)」、「T・ジョイ 横浜(8F~10F)」が複合された施設となります。
タワー内には4層吹き抜けの明るく開放的なアトリウムができ、様々な場所にアクセスできる歩行者ネットワークの起点となるほか、各階にはステージやラウンジが設置される。また、アトリウム2階には、常時3ヵ国語以上で外国人観光客にも対応する観光案内所が設けられる。さらに、屋上スペースは横浜港や横浜ベイブリッジが一望できる屋上広場「うみそらデッキ」となる。ベンチやテーブルが設置されるなど、幅広い世代が憩える場所としてにぎわうだろう。
鶴屋町棟の名称は「JR横浜鶴屋町ビル」に決定
駐車場施設「JR 横浜パーキング(4F~9F)」に加えて、商業施設「CIAL 横浜 ANNEX(1F~3F)」、ホテル「JR 東日本ホテルメッツ 横浜(3F~9F)」、スポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜(2F~3F)」が複合された施設となります。3階には保育所「ヒューマンスターチャイルド 横浜ステーションナーサリー」が開所する。
地上43階建ての高層ビルが鶴屋町に誕生
「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」にて鶴屋町に、住宅・店舗・事務所・ホテル・サービスアパートメント・集会場が入居予定の高層ビルを建設する計画が進んでいます。「JR横浜タワー」「JR横浜鶴屋町ビル」に続き、2022年3月に完成予定です。
「横浜」駅周辺の歩行者移動がもっと便利に
JR横浜タワー とJR横浜鶴屋町ビルをつなぐペデストリアンデッキや歩行者通路の整備により、施設間の移動はより便利になります。 歩行者通路は、JR「横浜」駅中央北改札や「横浜モアーズ」もつながる予定なので、歩行者アクセスの利便性は格段に向上するでしょう。
発見ポイント!
- (1)「横浜」駅地下通路開通により電車~バスの乗り換え通路がフラットに!
- (2)「横浜」駅周辺の歩行者ネットワークが進化!
- (3)新たなランドマークの誕生によりさらに生活が便利に!