ベーカリーカフェ ブラッサム
じつは、この店はただのベーカリーではない。店主の新谷敦子さんはもともと大のパン好きで、各地の有名ベーカリーを食べ回るばかりか自宅でもパンを焼き、友人に配っては好評を得ていたという人物。その趣味が高じて2002(平成14)年に開店開店したのが、この工房兼カフェというわけだ。
最近でこそ「スローフード」や「LOHAS」という言葉も生まれて天然酵母の良さが認知されつつあるが、この工房を開店した頃はまだブームの前。時代に先駆けて素材の安全性を徹底追求した店が、この小田原郊外の地ではすでに支持を集めていた。
今でも主役は、小さな子どもをもつ主婦の常連客。新谷氏は「小さな子どもにこそ、本当に良いパンを食べてほしいから」と、子どもが喜びそうなキャラクターパンを数多く取り揃えている。